「宇宙人に連絡したら家に派遣できる」中国の注目監督が驚いたUFO愛好家たちとの出会い
実際、心の準備ができていなくて、「大きな問題が起きたらどうしよう」と慌てたこともあったくらいです。でも、結局はやるしかないので、まずは1歩1歩進んでいこうという気持ちで取り組みました。
UFOの愛好家の大会に参加して、面白い人たちと出会った
―本作は、ある村人が宇宙人を捕まえたというニュースを見て興味を持ったことがきっかけだったそうですが、すぐに「これは映画にできそうだ」と思ったのでしょうか。
監督大学で映画監督になるための勉強をしていると、必ず通る1つの過程として、「フェイクドキュメンタリーを撮らなければいけない」というのがあります。これは映画制作を学ぶうえで、非常に重要なことだと言われているのですが、このニュースを見たときに「これをフェイクドキュメンタリーにしたら面白くなるんじゃないか」とすぐに感じたんです。報道として取り上げられているのに、この村人が語っていることは突拍子もない話で、そのギャップが興味深いなと思いました。
―実際にご自身でリサーチを始めるようになってから、驚くようなエピソードに出会ったこともあったのでは?
監督そうですね。たとえば、UFOの愛好家たちの大会に参加した際には、「宇宙人と会ったことがある」