「ヒョンビンはすべてが完璧」名優ファン・ジョンミンとの豪華共演作で見せた素顔
現在の韓国の映画界では、イム監督を筆頭に女性監督の活躍が非常に目覚ましいですが、仕事をするうえで大事にされていることがあれば、お聞かせください。
監督私が大切にしていることは、大きく2つ。まずは、映画に出演してくれる俳優と一緒に仕事をしてくれるスタッフの間に調和を保てるように、バランスよく接するということです。特に、俳優のなかにはトップスターもいれば、小さな役を演じるエキストラのような方もいるので、そこで差別をしないように心がけています。
あと、映画の場合はどうしても興行的な成績や結果を求めがちですが、その過程も同じくらい大事に考えています。撮影中に誰かが傷ついたり、何かの被害に遭ったりすることがないように、つねに気配りすることは欠かせません。そのためにも、撮影しやすい雰囲気作りが重要だと思っています。
自分が好きなことをする時間をきちんと持ってほしい
―素晴らしい意識ですね。
ちなみに、映画作りにおいて日本から影響を受けたり、好きな作品があったりしますか?
監督私が映画を勉強していた時期は1980年代の半ばですが、当時の韓国では日本映画の輸入が禁止されていたので、最初は日本映画を観ることができませんでした。