くらし情報『フランスの注目俳優「女性たちの道のりはまだまだ長い」フランソワ・オゾン監督作で感じた現実』

フランスの注目俳優「女性たちの道のりはまだまだ長い」フランソワ・オゾン監督作で感じた現実

その後も学業のかたわらで演技を続けていましたが、それがうまくいき、いまでは俳優が仕事になったので、それが私の人生のなかで大きく変わったことだなと思います。

あと、マドレーヌとの共通点をあげるとすれば、あまり先のことを考えずに行動する部分かなと。生きることが素直に楽しいと思えるところも、似ている気がします。でも、私は嘘をつくことにストレスを感じるタイプなので、マドレーヌみたいに嘘はつけないですね(笑)。

日本の文化には感動すら覚えている

フランスの注目俳優「女性たちの道のりはまだまだ長い」フランソワ・オゾン監督作で感じた現実


―では、日本にまつわるエピソードや日本の好きなものなどがあれば、お聞かせください。

ナディアさん2019年の東京国際映画祭で最優秀女優賞をいただいたのですが、ありがたいことにみなさんから温かいおもてなしをしていただいて、「私はなんてラッキーなんだろう!」と思いました。でも、実はそのもっと前から日本との縁というのを私はずっと感じていたんですよ。

というのも、私はフランスとフィンランドのハーフなんですが、フィンランドには日本の庭園がとても多く、日本に魅了されているおじいちゃんとよく一緒に散歩していたからです。
あとは、宮崎駿監督の映画は何回も観ていますし、日本映画や日本文学も大好き。

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