「フィンランド」について知りたいことや今話題の「フィンランド」についての記事をチェック! (1/5)
「#夢をかなえるフィンランド北部の旅」と題してお届けしてきたラップランドの旅。フィンランドのオーロラは秋と春が見られる確率が高く、ラップランドでは1年のうち約200夜見られるにも関わらず、私はまだオーロラを見ることができていませんでした。観光最終日、たどり着いたのはオーロラハンティングで有名な「イナリ」!日中は先住民族のイナリ・サーミについて学び、夜は最後のオーロラチャンスに賭けてみました。イナリ・サーミとトナカイ14頭が暮らすおうちへサーミはノルウェー・スウェーデン・フィンランド・ロシアの4カ国で暮らしている北極圏の先住民族。そのうちイナリで数千年前から暮らしているのが「イナリ・サーミ」で、現在はわずか300人の少数民族です。その文化を学びながら、かわいいトナカイたちとふれあえる牧場が「Tuula’s reindeer」。「Traditional handicrafts and meeting the reindeer(2〜6人のグループは1人あたり60€)」では家主のトゥーラさんからイナリ・サーミの暮らしを学び、トナカイたちに会うことができるアクティビティです。トゥーラさんは母親から血筋を受け継いだイナリ・サーミ。その生活は都会に住む人たちとは大きく異なり、スーパーで野菜を買うことはなく、自給自足です。必要なものはトナカイの皮と物々交換し、地元の植物を使って羊毛を染めたり、伝統的なトナカイブーツを作ったり、ラップランドの自然に寄り添って暮らしています。寒さを凌げるトナカイブーツは、イナリ・サーミの人たちのマストアイテム。雪が入らない構造なので、外でも履けるそうです!トゥーラさんが飼っているトナカイは現在14頭。そのうち4頭は生まれてまだ3〜4カ月の子トナカイです。エサやり体験ではトナカイの好きな葉っぱをあげることができ、ムシャムシャと食べる子トナカイはとってもキュート!トナカイたちはみんなトゥーラさんのことが大好きのようで、ずっと隣にくっついていました。トナカイは冬に雪の上でソリを引いて荷物を運ぶのが仕事。夏〜秋は放牧されていて、冬になる頃に集められます。でも、放牧された後、どのトナカイが自分のトナカイなのか、わからなくなりそうですよね?その判断のために大切なのが、耳の「マーク」。このマークはトゥーラさんのトナカイということを表していて、ほかの人が飼っているトナカイと判別できるようになっています。マークは近づかないと見ることができないので、こんなにも近くでトナカイを見られるのもこのアクティビティの魅力!・Tuula’s reindeer住所:Tulvalahdentie 235, 99870 InariHP:イナリ・サーミの貴重な資料が集まる「SIIDA」イナリへ訪れたら、Sámi Museum and Nature Centre「SIIDA(入館料:15€)」もお見逃しなく。サーミの文化・歴史についての展示を見学できる博物館で、「European Museum of the Year Award 2024」も受賞しています。今回、案内してくれたのはイナリ・サーミのウルプさん。民族衣装の展示では家族ごとに模様が異なる衣装を見ることができ、写真後ろにある伝統的な衣装は「私の祖母が縫ったものです」と教えてくれました。よく見ると、ウルプさんの服と似たデザインです!屋外の展示はイナリ・サーミの人たちが実際に暮らしていた家を移築したもの。この木造の家はウルプさんのおじいさんが生まれたおうちで、伝統的なイナリ・サーミの暮らしを垣間見ることができました。家の中も見学でき、目に留まるのは石の暖炉や毛皮。自然の素材を活用しながら寒さが厳しい北極圏で生きる、イナリ・サーミの知恵を感じられます。・SIIDA住所:Inarintie 46, 99870 InariHP:オーロラハンティングに便利!「Wilderness Hotel Juutua」世界中の人たちがオーロラを見に来るイナリには、イナリ湖近くにさまざまなホテルがあります。今回宿泊したのはイナリ湖まで徒歩圏内の「Wilderness Hotel Juutua」。80年以上前に創業した歴史あるホテルですが、近年リニューアルし、新しい客室と設備で快適な滞在をかなえてくれます。注目はプライベートな空間で楽しめる「貸切サウナ」(1.5時間 1人 75€)。大きな窓から川を望む空間で、ほかの人に気兼ねすることなく、友達や家族と一緒にサウナを楽しめます。クールダウンは近くのユウトゥア(Juutua)川に入ってもよし、外気浴もよし。自然に包まれながらラグジュアリーなジェットバスを楽しむのも幸せでした……。夕食&朝食は洗練されたラップランド料理が食べられる「Aanaar Restaurant」へ。トナカイや魚など、地元の食材にこだわっているのが特徴です。季節によってメニューは変わり、この日ディナーコース(3品 68€)のメインとしていただいたのは「Apaja」と名付けられた魚料理。イナリ湖で採れた白身魚を、キャロットソースとともにいただきました。こんがり焼かれた付け合わせのローストキャベツも絶品。イナリで収穫された野菜と魚を深く堪能できました。品数豊富なビュッフェスタイルの朝食で見つけたのはフィンランド産のベーコンやソーセージ、そして燻製されたレインボートラウト。フィンランドらしいベリージャムやブルーベリージュースと一緒に楽しみました。・Wilderness Hotel Juutua住所:Saarikoskentie 2, 99870 InariHP:あと1日早ければ……幻となった、湖面に映るオーロラWilderness Hotel Juutuaでディナーを食べた後、ドキドキしながら外に出て空を見上げた私。結論から申し上げますと、この日もあいにくの曇り空で、私はオーロラを見ることができませんでした……。実は私がロヴァニエミに滞在していた日、2日連続でオーロラがきれいに見えていたそうで……!!つまり、あと1日早くサーリセルカやイナリに移動していれば、オーロラが見えていたのです。イナリ湖に反射する、秋のオーロラが見たかった……悔しい……。そうするとオーロラのイメージ通り「冬の極寒の時の方が見やすいのでは?」という思考になったのですが、そうでもないようです。フィンランドでオーロラを見られるシーズンは8月末から4月の間。特にオーロラの活動がもっとも活発な「秋」と「春」は見やすく、統計的には2夜に一度の割合で見られるとのこと!私はサーリセルカとイナリが2日のみの宿泊だったので、最低でも3日以上は宿泊したほうがよかったのかも、と思いました。オーロラが第一目的という人はフィンランド気象庁による「Auroras and space weather」をチェックしながらオーロラハンティングに臨むのもおすすめです。春・秋のラップランドは夜でも15度前後と快適で、氷点下になる冬に比べるとはるかに楽ちん。私もまた春もしくは秋に訪れ、「オーロラを鑑賞するぞ」と心に決めました……!・フィンランド気象庁「Auroras and space weather」HP:北欧デザインのかわいいラウンジも。イヴァロ空港からヘルシンキ経由で日本へ後ろ髪引かれながら、イナリの「イヴァロ空港」から日本へ帰国。復路もフィンエアーを利用し、ヘルシンキ経由で羽田空港へと向かいました。ヘルシンキでは約3時間乗り継ぎ時間があったので「フィンエアーラウンジ」でリラックス。ダークブルー×白と木材を活かした北欧らしいデザインのラウンジで、出発までドリンクや料理を楽しむことができます。フィンエアーラウンジはビジネスクラスの搭乗者やFinnair Plusの特定会員などが無料で利用できるほか、有料のパスを購入することでも利用可能。ちなみにワンワールドの各航空会社のマイレージプログラムの超上級会員のみが入れるラウンジ「Finnair Platinum Wing」はサウナもありました。ワンワールドはFinnairやJALが加盟しているアライアンス。空港のラウンジにサウナがあるとは、さすがフィンランドです!復路はビジネスクラスを取材。2024年6月に長距離路線の使用機材すべての客室のリニュールを終えていて、今回搭乗したA350のビジネスクラスもダークブルーが印象的な新しいデザインでした!ビジネスクラスといえば「フルフラットで寝られる」ことが大きな利点ですが、Finnairのシートは“リクライニングしないのにフルフラットになる”ことが特徴。フットレストをあげるとフルフラットになる仕組みで、操作がとても簡単です。私はほかのビジネスクラスに搭乗した時にフルフラットにする方法がよく分からず、CAさんにお願いした経験があるのですが、Finnairのシートは簡単だったので、ビジネスクラスに乗り慣れていない私でもスムーズにフルフラットにできました……!・FinnairHP:フィンランドの大自然やフィンランドの人たちの優しさにふれ、大充実の時を過ごせたフィンランド・ラップランドの旅。オーロラを見ることはできませんでしたが、それ以上に自然に寄り添って幸せそうに暮らすラップランドの人たちと交流できたのは、かけがえのない経験でした。フィンランド北部のラップランドは大切な「何か」を教えてくれる場所。仕事やプライベートで迷子になっている働く女子に、心からおすすめできる旅行先ですよ。※€ 1=157.58(2024年9月18日現在)取材協力:Visit Finland、Visit Rovaniemi、Lapland North Destinations、フィンエアー/Finnair(撮影・取材・文:小浜みゆ)
2024年11月04日「365日いつでもサンタクロースに会える!?フィンランド北部で夢のような時間を過ごしてきた」「水風呂代わりの『湖』へドボン!本場・フィンランドのサウナで心が浄化された」でラップランド・ロヴァニエミでの旅をお届けしましたが、観光3日目はさらに北の「サーリセルカ」へ。ここはロヴァニエミより自然豊かで、車を走らせるとトナカイたちをよく見かけるようなのどかな町です。ラップランド滞在3日目にして分かってきたのは、7年連続で幸福度世界一に選ばれているフィンランドの人たちの幸せの秘訣。「ここにずっといたら、私も幸せになれるのかも……」と感じずにはいられない滞在ができました。野生のベリーを摘み、口に頬張る!夏〜秋ならではの楽しみフィンランド人たちが、毎年夏〜秋に行うのが野生の「ベリー摘み」。どの森で摘んでも問題ないのですが、ラップランドには赤・黒・黄色などたくさんのベリーが生息していて、中には毒をもったベリーも!そこで今回は、「Arctic Sky Lapland」の「Wild food souvenir workshop in Lapland(72€)」に参加し、オーナーのミンナさんと森を歩きながら、おいしいベリーの見分け方を教えてもらいました。ミンナさんは幼い頃から家族とベリーを摘み、さらに大学でベリーやキノコなどについて専門知識を学んだスペシャリスト。ベリーを見分けるポイントは実より「葉」で、写真は左からリンゴンベリー、ビルベリー、クロウベリーです。ビルベリーはブルーベリーの一種ですが、野生のビルベリーは果肉の中まで赤くて濃厚。クロウベリーと比べると、実の色は同じ系統でも葉の形が全く異なるので、判別できます。フィンランド人はベリーをパパッと10粒くらい摘んで頬張っていて、マネして食べてみるとベリーの甘さが口いっぱいに広がり、とてつもなくおいしかったです……!夏〜秋に行くなら、「Lapland-style Home Cooking Course, Saariselkä(125€)」もおすすめの体験。森でミンナさんと一緒に食べられるキノコを探し、自分で採ったキノコを使ったクッキングを楽しむことができます。残念ながら今年はキノコが不作で、私は2〜3種類しか見つけることはできませんでしたが、ポルチーニ茸や松茸も自生しているそうですよ!この日のランチは「コタ」というフィンランドの小屋で味わうミンナさんお手製の「マッシュルームスープ」と「クラウドベリーのタルト」。黄金色の「クラウドベリー」はどこにでも生えているわけではないので、ほかのベリーに比べて希少。しかしミンナさんは今年たっぷり収穫したそうで、その一部をタルトで堪能しました。ミンナさんが森から収穫した食材を使った料理はどれもおいしく、その豊かな生活をおすそ分けしていただいた気分でした。Arctic Sky Laplandは宿泊もでき、アクティビティはメールやコンタクトフォームから問い合わせが可能です。・Arctic Sky Lapland住所:Ruijankeino 2, 99830 SaariselkäHP:自分で釣った魚を食べる!湖で魚釣りを体験食材は自然から手に入れるーーそれがラップランドで生きる人たちの古くからの考え方。川や湖での魚釣りも盛んに行われていて、観光客も自分で魚を釣ることができます。Luontolomaの「Fishing trip to the wilderness lake Taimenjärvi(80€)」は必要な道具をすべて貸してくれる魚釣り体験アクティビティ!Luontolomaのスタッフ・ピーターさんに教えてもらいながら、私も自分の食料を得るために魚釣りに挑戦しました。TaimenjärviはLuontolomaが所有する、トラウトなどが釣れる湖。ピーターさんに基本の投げ方を学んだら、あとはひたすら釣れるまで頑張ります。投げては糸を巻き、投げては糸を巻き……フィンランドの大自然で釣りをしていると無心になり、気がついたら1時間過ぎていました!1匹も釣れず残念でしたが、メディテーションをするように釣りを楽しめました。本当は釣った魚を食べる……はずでしたが、ピーターさんが事前に用意してくれたサーモンを満喫。薪火の近くで塩のみふったサーモンフィレを、約1時間かけてじっくりと焼いた一品です。ピーターさんは元料理人ということで、味付けは塩だけなのに絶品……!焚き火を眺めながらコタ(小屋)で味わうサーモンは、思い出に残るおいしさでした。・Luontoloma住所:Lutontie 3, 99830 SaariselkäHP:スモーキーな香りに包まれる、有名な「スモークサウナ」を体験サーリセルカを訪れたら、体験したいのが「スモークサウナ」!煙突がなく、燻製のようなスモーキーな香りに包まれながら身体を温められるフィンランドの伝統的なサウナの一つです。ウルホ・ケッコネン国立公園に隣接する「Suomen Latu Kiilopää」は日本のサウナ好きがここを目的に行くほど有名なスモークサウナ施設。宿泊もしくは日帰りで体験できます(サウナ利用料:21€)。水着に着替えたら、いざスモークサウナへ!男女別の更衣室があり、貴重品は小さなロッカーに預けられます。スモークサウナは壁や椅子に煤(すす)が付いているため、タオルは持ち込まないのが吉。公共のサウナなのでほかのご家族やカップルと一緒にサウナを楽しみました。するとサウナ好きのお父さん、サウナストーンにバシバシ水をかけて、湿度が上昇!温度計がなかったので正確な温度は分かりませんが、体感温度は80〜90度くらいだったと思います。ロウリュ効果で身体をポカポカに温めたら、歩いてすぐの川でクールダウン。この日の水温は11度で、さすがに入って30秒が限界の冷たさ!でも、サウナ→川→外気浴を繰り返すと、気持ち良いのです。フィンランドの自然の中で体験するサウナは、やっぱり日本と違う……。ちなみにサウナハットに付いているのはスモークサウナの煤で、身体についたものはすぐに川で流せましたよ。・Suomen Latu Kiilopää住所:Kiilopääntie 620 99830 SaariselkäHP:国立公園に隣接するホテル「Santa’s Hotel Tunturi」サーリセルカで泊まったのは、さまざまなホテルが集まるアウトドアリゾート内の「Santa’s Hotel Tunturi」。8棟の宿泊棟&レストラン棟からなる大きなホテルで、ウルホ・ケッコネン国立公園に隣接しているため、自然を感じながら滞在を楽しめます。宿泊した「Kontio Suite」は、客室内にサウナがあるラグジュアリーなお部屋。プライベートな空間で、自分好みのサウナを楽しむことができます。テラスが付いているので、澄み切った空気を吸いながら外気浴も可能!朝食&ディナーはホテル内の「Kaltio」で。フランスの美食家が集う「シェーヌ・デ・ロティスール」に認定されているレストランで、質の高いラップランド料理を提供しています。朝食ビュッフェでは、フィンランドらしいミートボールをリンゴンベリーのソースと一緒にいただきました!ディナーはワインが進むトナカイ料理がおすすめ。「TRADITIONAL SAUTÉED REINDEER(27.80€)」はトナカイの細切り肉をソテーしたもので、マッシュポテト&リンゴンベリーのソースで味わいました。肉×ベリーの組み合わせはフィンランドの定番。爽やかなベリーの酸味と濃厚なトナカイの肉はとてもマッチしていて、フィンランドらしさをたっぷり堪能できました。・Santa’s Hotel Tunturi住所:Lutontie 16, 99830 SaariselkäHP:自分でベリーを摘み、キノコを採り、ラップランドの食生活を体験できたサーリセルカでの滞在。ラップランドのみなさんは自分や家族が生きる分だけの食材を自然から受け取り、感謝しながら生きていることを実感することができました。多くは望まず、今あるものに感謝ーーそれが、もしかしたら幸福度世界一の秘訣なのかもしれません。そしてサーリセルカでも、残念ながらオーロラは見られず!「Santa’s Hotel Tunturi」では夜に窓の外をのぞくとオーロラが見えることもあるそうですが、運をほかで使ってしまったようです。観光最終日、さらに北上した「イナリ」で果たしてオーロラは見られるのか……?最後の記事で、その結果をお届けします!※€ 1=157.58(2024年9月18日現在)取材協力:Visit Finland、Visit Rovaniemi、Lapland North Destinations、フィンエアー/Finnair(撮影・取材・文:小浜みゆ)
2024年11月03日「365日いつでもサンタクロースに会える!?フィンランド北部で夢のような時間を過ごしてきた」でご紹介した観光1日目に続き、ラップランドのロヴァニエミを満喫した観光2日目。動物に癒やされたり、フィンランド人が愛してやまない本場の「サウナ」を楽しんだり、体と心をととのえる1日になりました。特にサウナで火照った体を、広大な湖でクールダウンする体験は、一生忘れられない思い出に。「自然の中でリフレッシュしたい」と思っている働く女子に、特におすすめしたいです!夏〜秋ならではの体験!ハスキーの子犬とふれあう冬のラップランドで定番のアクティビティといえば「犬ぞり」。そりに乗り、雪深い森をハスキーたちが走って引いてくれる、北極圏らしい体験です。一方で雪のない夏〜秋にできるのがハスキーの子犬とのふれあい!ロヴァニエミ郊外にある「Bearhill Husky」はアラスカンハスキー約100匹が住むハスキー犬舎で、子犬を抱っこしたり、子犬と一緒に散歩したりと楽しめます。今回案内してくれたのはオーナーのバレンタインさん。バレンタインさんの案内で犬にふれあえる服装と靴に着替え、犬たちに会いに行きました。Bearhill Huskyにはさまざまなプログラムがあり、例えば「WALK IN THE WOODS(59€)」はアラスカンハスキーと一緒に森の中を歩けるアクティビティ。天候などその時の状況によって内容は変わりますが、取材時は約5カ月の子犬4匹と一緒に森へ散歩に行きました。最初は「リードを持ってお散歩するのかな?」と想像しましたが、そりを引けるほど力強いアラスカンハスキーの散歩は大違いで、自由に森を全速力で猛ダッシュ!ただ、ワンちゃんたちはバレンタインさんのそばを大きく離れることはありません。エサやりも体験しながら、しっかりトレーニングされている子犬たちを間近で見学することができました。「THE LIFE OF THE HUSKY(59€)」は犬ぞり用のアラスカンハスキーの生態について学べるアクティビティ。取材時はたまたま、生後5日の生まれたばかりの子犬を抱っこすることができました……!とってもかわいい子犬たちは、今後そりを引くためのトレーニングが行われ、一部のワンちゃんはレースに参加することもあるそうです。旅行に行くタイミングで抱っこできるほどの子犬がいるかどうかは、事前にメールで確認することも可能ですよ。・Bearhill Husky住所:Viiksojantie 192, 97220 RovaniemiHP:ポカポカ→湖へドボン!本場のフィンランドサウナが極上の癒やし本場のサウナを体験するためにやってきたのは「Lapland Deluxe」。メリアさんとヤーリさん夫婦が営む宿泊&アクティビティ施設で、1862年に建てられた歴史ある母屋を中心に約50ヘクタールの土地が湖畔に広がっています。メリアさん&ヤーリさんと一緒に暮らすのは猫、にわとり、羊たち。にわとりは毎日卵を産み、羊は毛を刈ってウールに。現在飼っている羊はすべて優しい性格の女の子で、人を癒やすセラピーシープとしても活躍しています。人懐っこい13匹の羊たちは本当にかわいく、ふわふわの毛を触っているだけで心が安らぎました……。サウナは複数あり、私は伝統的な薪火ストーブのサウナを体験!サウナの温度は70〜80度前後に温められていて、ロウリュで自分の好きな湿度に調整します。フィンランド人に本場のお作法を聞くと「まずは体を濡らして、あとは好きなようにサウナに入って、湖に。それを繰り返してもいいし、1回でもいいし、自分のその日の気分次第でいいのよ」とのことでした。そしてフィンランドではサウナでお酒を飲んでもOK。汗を流しながら味わうフィンランドのビールは格別でした!私は10分ほど体を温めた後、いよいよ初めての水風呂代わりの「湖」へ。この時間の気温は16度で、水温は18度前後。恐る恐る入ってみると水はとても冷たく、ためらいそうになったので一気にドボン!すると目の前には誰一人いない静かな湖が広がっていて、広大な湖を独り占めしている感覚が最高に幸せでした。体が許すならずっと入っていたいほどでしたが、秒で体が冷えていったので早々と退散。でも湖を出た瞬間に体の内側からポカポカと温まるような感覚になり、フィンランドでサウナの本当の魅力を知るのでした。・Lapland Deluxe住所:Saariniementie 131, 97625 RovaniemiHP:ラップランドの身近な食材。「トナカイ」のお肉を食べてみるトナカイ、サーモン、ベリー……自然とともに生きるラップランドの人たちが食べる食材は、どれもおいしいものばかり!Lapland Hotels Sky Ounasvaara Rovaniemiの「Sky Kitchen&View」は小高い丘の上から森を見ながら、ラップランド料理を食べられる上質なレストランです。飲み物もリンゴンベリーのモクテルや地ビールなど、フィンランドならではのドリンクを楽しめますよ。ワイルドなラップランド料理を体験したいなら、「REINDEER TWO WAYS(42€)」が一押し。トナカイのタンとフィレの2種類を、ブラックカラントのソースで味わえます。トナカイはラップランドの人たちが週1で食べるほど身近な食材。脂身が少なくあっさりヘルシーなお肉はとても柔らかく、感謝の気持ちを込めながら味わいたくなるラップランドならではの料理でした。・Lapland Hotels Sky Ounasvaara Rovaniemi「Sky Kitchen&View」住所:Juhannuskalliontie, 96400 RovaniemiHP:おいしいスープにほっこり……フィンランドらしい「サーモン」を満喫カジュアルにラップランド料理を楽しめるお店としておすすめなのが、「Roka Street Bistro」。ロヴァニエミの中心地にある小さなお店で、トナカイやサーモンを使ったサンドウィッチなどを食べることができます。ラップランドらしい伝統料理としておすすめなのが「サーモンスープ(18€)」。サーモンの切り身がゴロっと入った、クリーム&バターのスープです。上にハーブのディルを添えるのもフィンランド流。サーモンはシェフのToniさんが自ら釣っているそうで、とっても肉厚でした!フィンランドの伝統的な酸味のあるパン「アーキペラゴ・ブレッド」と一緒にいただきました。・Ravintola Roka Street Bistro住所:Ainonkatu 3LH2, 96200 RovaniemiHP:アクセス◎。ロヴァニエミのおすすめホテル「Arctic Light Hotel」ロヴァニエミ観光の拠点は「Arctic Light Hotel」。中心地にあり、サンタクロース村へはバスでも行ける便利な立地です。宿泊した「MAGIC TWIN」はラップランドの野生みあふれるデザインが特徴的。しろくまのぬいぐるみやパネルがかわいく、心温まるお部屋でした。広さは26平米、定員3人。ビュッフェスタイルの朝食は、フィンランドならでらの料理もずらり。お米が入ったパン「カレリアパイ」、ムース(ヘラジカ)のソーセージ、キュキュッとした食感が面白いチーズ「レイパユースト」などを自由に楽しめました。何よりかわいかったのは「食器」。マリメッコやイッタラのお皿・カップが用意されていて、サラダやチーズをのせるだけでもフィンランドらしくなります。かわいいデザインのお皿、つい欲しくなる!・Arctic Light Hotel住所:Valtakatu 18, 96200 RovaniemiHP:本場のサウナを楽しみ、人生初めての湖の水風呂を体験したロヴァニエミでの滞在。「そろそろオーロラが見たいなぁ」と思っていたものの、残念ながらロヴァニエミで見ることはできませんでした。ただ、オーロラは北に行くほど見えやすいということなので、次の日はさらに北上して「サーリセルカ」へ!ウィンターリゾートとして有名なサーリセルカの、秋の楽しみ方もご紹介しますよ。※€ 1=157.58(2024年9月18日現在)取材協力:Visit Finland、Visit Rovaniemi、Lapland North Destinations、フィンエアー/Finnair(撮影・取材・文:小浜みゆ)
2024年11月02日「オーロラが見たい」「本物のサンタクロースに会いたい」ーーそれは多くの人が子どもの頃から抱く夢。その願いを、一度の旅行で実現できる国が「フィンランド」です。フィンランドでは北に行くほどオーロラが見える可能性が高まり、今回はフィンランド北部の「ラップランド」をめぐるプレスツアーに参加してきたので詳しくレポートします。北極圏に住むサンタクロースに出会えた瞬間は、夢のような時間でした……!マリメッコ柄アメニティがかわいい!フィンエアーでフィンランドへフィンランドのヘルシンキまでは「フィンエアー」が羽田から直行便を毎日運航中。そのほか成田・関西・名古屋からも曜日限定で運航していて、私は週6で運航している成田から23:00頃に飛び立ちました。飛行時間は約12時間50分。夜便なのでしっかり寝たいところですが、「長時間フライトはちょっと不安」という人におすすめなのが「プレミアムエコノミー」です。エコノミーよりゆとりある座席で、レッグレストがあるので足をのばしてリラックスできます。アメニティもエコノミーより充実していて、夜便の長時間フライトにうれしいネックピロー付き!ブランケットもフィンランドブランドの「マリメッコ柄」なのでテンションが上がります。ペットボトルの水とマリメッコ柄のポーチは持ち帰りOKで、ポーチの中にはアイマスクや歯ブラシが入ってますよ。プレミアムエコノミーの機内食は「イッタラ」のお皿で提供。この日は「ビーフストロガノフ」もしくは「ヒラマサのソテー」を選ぶことができ、私はビーフストロガノフをボトルデザインがかわいいフィンエアーのワインと一緒に堪能しました。ヘルシンキに到着した後は、最初の目的地である「ロヴァニエミ」行きの飛行機に乗り換え。入国審査などを経て搭乗し、約1時間15分で到着しました。上空から見えたのは、紅葉が始まっている森、湖、そしてすこしの家たち。「ここは絵本の世界なのかな……」と思うほど、美しい広大な大地が広がっていました。・FinnairHP:北極圏に住むサンタクロースに会える!人気のサンタクロース村へロヴァニエミはラップランドの中で最も大きな街。 日本人観光客にも人気で、多くの日本人が訪れる有名な観光地が「サンタクロース村(Santa Claus Village)」です。ここは1年中サンタクロースに会える「サンタクロース・オフィス」があるほか、さまざまなお店やホテルが集まっている一大施設。「マリメッコ」や「イッタラ」のショップがあり、アウトレット価格でお買い物もできちゃいますよ!サンタクロース村では「北極圏に入る」写真を撮るのが定番。「アークティック・サークル」は北緯66度33分39秒の北極線で、ここを越えると「北極圏」に入ったことになります!アークティック・サークルは戦後、戦争で甚大な被害を受けたロヴァニエミの復興支援をしていたアメリカのルーズベルト夫人が訪れたことで有名に。そこからこのサンタクロース村は観光地として大きく発展したそうですよ。アークティック・サークルで写真を撮ったら、いよいよサンタクロースに会いに「サンタクロース・オフィス」へ!ここはサンタクロースがエルフ(妖精)たちと一緒に子どもたちに届けるクリスマスプレゼントの準備をしている仕事場で、無料で365日サンタクロースに会うことができます。エルフから「サンタクロースがどうやってクリスマス当日に、世界中の子どもたちへプレゼントを届けているのか」などサンタクロースの秘密を聞きながら、オフィスへと向かいました。オフィスに入ると、出迎えてくれたのは「北極圏のサンタロース村へよく来たなぁ」と日本語で挨拶をしてくれたサンタクロース!「サンタさんは日本語も話せるのか」とちょっと驚きつつ、ドキドキしながら数分間会話を楽しむことができました。大人としては色々思うことはありますが、「絵本で見ていた、北極圏に住むサンタクロースが目の前にいる……」と思うと、やっぱり感動!サンタクロースとは自分のカメラで撮影はできませんが、写真の購入が可能です(1枚 40€〜、データ 55€〜)。サンタクロースに会う前には、ショップでポストカードを事前に購入するのがおすすめ。サンタクロースのサインをもらって、日本に住む大切な人に郵送することができます!ポストカードは1.1€、日本への切手代は2.75€です。ポストカードにメッセージと住所を書いたら、「サンタクロース・メイン・ポストオフィス」のポストへ投函。ここには「すぐに発送してもらえるポスト」と「クリスマスシーズンに届くポスト」の2種類があります。ここから投函するとサンタクロース・メイン・ポストオフィス限定の消印が押されるので、記念として帰国した自分に送るのも良い方法です!・サンタロース村住所:Tähtikuja 1 96930 Napapiiri (Arctic Circle)HP:手づくりブルーベリーパイに感動。フィンランド人のおうちへサンタクロースに会うことを楽しみにロヴァニエミに来た私でしたが、そんなミーハー心がスッと無くなるように心をデトックスできた場所がアイリーンさん&アリさんご夫婦のおうち。ここではゲストにロヴァニエミでの暮らしや、自然素材を使った工芸品を作るアリさんの手仕事を、笑顔がすてきなアイリーンさんが丁寧に教えてくれます(ハンドクラフトワークショップ体験 270€、2人〜予約可能)。アリさんが作るのは、トナカイのツノを使ったシャンデリアや白樺のコブを加工した伝統的なカップ「ククサ」など。お話を伺った後はトナカイのツノや皮を自由に組み合わせて、アクセサリーやキーホルダーを作ることができます。ツノや皮のパーツには、ロヴァニエミのシャーマンの太鼓にデザインされていた伝統的な模様をアイリーンさんに彫ってもらうことも可能。私は「健康」「悪魔の犬」「トナカイ親子」を彫ってもらいました!最後はアイリーンさんのおうちにお邪魔して、手づくりのブルーベリーパイとブルーベリージュースを堪能。ラップランドの人たちはブルーベリーをはじめ、クラウドベリーやリンゴンベリーなどたくさんのベリーを森や沼地で摘むのが夏の習慣で、ブルーベリーパイを作るのも恒例だそう!日本では果実を採る際に許可がいることも多いですが、フィンランドでは「自然享受権」という自然を楽しむ権利を誰もが与えられていて、森に実る自然の恵みを個人が採取して楽しむことができます。パイとジュースのブルーベリーも、1粒ずつアイリーンさんが摘んだもの。自然とともに生きるアイリーンさんたちの生活は都心部に住む私からみるととても贅沢な暮らしに見え、憧れてしまうのでした……。・アイリーン・カンガスニエミとアリ・カンガスニエミの家住所:Ounasjoen itäpuolentie 925, 96900 Saarenkylä, LaplandHP:ディープに街の歴史や生活を知れるミュージアムで学ぶより深く、ラップランドやロヴァニエミを知りたい時は「アルクティクム・サイエンスセンター(入館料:12.5€)へ。戦火に包まれてしまった街の歴史、先住民であるサーミ人の知恵など、資料や展示を見ながら学ぶことができます。館内にあるイスは、すべてラップランドに多く生息している「白樺の木」と「トナカイのレザー」を使用。シンプルながらおしゃれなデザインで、北欧らしさを感じられます。ラップランドの自然は雪が溶け始める「春」、白夜で日照時間が長い「夏」、森が紅葉する「秋」、雪が降り積もる「冬」と、春夏秋冬がはっきりしているのが特徴。「Arctic Seasons」ではラップランドの四季を映像で見ることができ、大きなスクリーンで見る「オーロラ」は圧巻です!「こんな風に見えたら……」と想像が膨らむ展示でした。・アルクティクム・サイエンスセンター住所:Arktikum House Pohjoisranta 4 96200 RovaniemiHP:サンタクロースに会い、ラップランドの暮らしを学んだフィンランド北部の旅の初日。「北極圏は寒い」と勝手に思い込んでいたのですが夏〜秋はとても過ごしやすく、私が訪れた9月上旬のロヴァニエミの気温は15〜18度前後の涼しさでした。日本はまだ30度を超える暑さだったので、天国のような気候でずっといたくなりました……。ちなみに最近は温暖化の影響もあり、ヨーロッパの人たちにとってフィンランドは避暑地として注目されているそうですよ。観光2日目は、本場・フィンランドの「サウナ」を体験してきたので、続きもチェックしてくださいね。※€ 1=157.58(2024年9月18日現在)取材協力:Visit Finland、Visit Rovaniemi、Lapland North Destinations、フィンエアー/Finnair(撮影・取材・文:小浜みゆ)
2024年11月01日BABYMETALがフィンランド映画『ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一発!』に出演していることがサプライズ発表された。2019年に公開され異例のヒットを記録した第1作『ヘヴィ・トリップ/俺たち崖っぷち北欧メタル!』では、12年間ライブすらしたことのないフィンランドのド田舎メタルコピーバンドが、史上最高の初となるオリジナル楽曲を生み出し、ノルウェー最大のメタルフェスに参加すべしと奮闘する珍道中が描かれた。その続編となる本作は、主人公たちのバンド“インペイルド・レクタム(直腸陥没)”の面々がライブの直後に逮捕、拘束される前作のラストシーンの続き、刑務所から始まる。劇中音楽は前作に続きミカ・ラマサーリ(MORS SUBITA/ETERNAL TEARS OF SORROW/WOLFHEART)のほか、スウェーデンのオカルトロックバンドYEAR OF THE GOATも参加。そして劇中には、謎の超大電導波デスボイスを操るオリジナルバンド“ブラッドモーター”が新たに登場する。BABYMETALはいわゆるカメオ出演ではなく、SU-METAL、MOAMETAL、MOMOMETALにそれぞれ台詞が与えられ、物語において重要な役割を果たすこととなる。さらに劇中ではBABYMETALのライブシーンも見ることができる。併せて特報映像とポスタービジュアル、場面写真が公開。ポスタービジュアルには、何かに追われ危機一発!の表情で前進するインペイルド・レクタムの面々に加え、ブラッドモーター、BABYMETALのバンドロゴがレイアウトされている。さらに本作のオリジナル・サウンドトラックが、12月11日(水) に発売されることが決定した。映画『ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一発!』特報映像<作品情報>映画『ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一発!』2024年12月20日(金) 公開映画『ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一発!』ポスタービジュアル<リリース情報>『ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一発』オリジナル・サウンドトラック2024年12月11日(水) リリース価格:3,300円(税込)『ヘヴィ・トリップⅡ/俺たち北欧メタル危機一発』オリジナル・サウンドトラック 仮ジャケット【収録曲】1. MIKA LAMMASSAARI – REVELATION2. IMPALED REKTUM - PRISONER OF FLESH3. MIKA LAMMASSAARI – CYBERNETIC(LONG)4. IMPALED REKTUM – TO DIE FOR(FISTO MIX)5. MIKA LAMMASSAARI – RAKED TO A PULP6. IMPALED REKTUM – FLOODING SECRATIONS7. BLOODMOTOR – IN DEATH’S EMBRACE8. YEAR OF THE GOAT – ANGELS NECROPOLIS9. YEAR OF THE GOAT – I’LL DIE FOR YOU10. FILM SCORE – REINDEER GRINDER11. FILM SCORE – THE MAN12. FILM SCORE – THE LEGEND13. FILM SCORE – THE DEATH OF A DREAM14. FILM SCORE – AN EVIL QUEEN WILL RISE15. FILM SCORE – THE SIN OF GREED16. FILM SCORE – THE SIN OF PRIDE17. FILM SCORE - MEPHISTOPHELES18. FILM SCORE – VIA DOLOROSA19. IMPALED REKTUM - PRISONER OF FLESH, HUMPPA TO GRIND20. MIKA LAMMASSAARI – CYBERNETIC(SHORT)21. BABYMETAL – GIMME CHOCOLATE!!(HEAVIER TRIP version)※FILM SCORE BY YEAR OF THE GOAT公式サイト: Making Movies, Heimathafen Film, Mutant Koala Pictures, Umedia, Soul Food
2024年10月08日特別展「フィンランドのライフスタイル—暮らしを豊かにするデザイン—」が、神戸ファッション美術館にて、2024年9月14日(土)から11月10日(日)まで開催される。なお、香川県などでも開催された巡回展だ。暮らしを彩るフィンランドデザインアール・ヌーヴォーやバウハウスなどの芸術運動から影響を受けつつ、暮らしを豊かにするような独自の様式を築いていったフィンランドのデザイン業界。独特の形状や色彩を取り入れると同時に機能性を兼ね備えた食器・家具は、世界で広く愛されている。特別展「フィンランドのライフスタイル—暮らしを豊かにするデザイン—」では、代表的なデザイナーが手掛けたプロダクトの展示を通して、フィンランドのデザイン文化の魅力に迫る。生活に根ざした普遍的な美たとえば、うねり・曲線の美を花瓶や照明器具などに落とし込んだアルヴァ・アアルトと、モダンなタンブラーやグラスをデザインした妻、アイノ・アアルト。そのほかにも、イルマリ・タピオヴァーラによるスツールや、カイ・フランクの皿などからは、日常生活に根ざした普遍的な芸術性・機能性が感じられる。自然を着想源に自然から着想を得たモチーフも、フィンランドのデザインの特徴。ビルゲル・カイピアイネンによる植物模様の壁掛けプレートや、石本藤雄が提案する花型のレリーフなど、デザイナー自身が体感した自然をそのまま落とし込んだプロダクトの数々に注目だ。【詳細】特別展「フィンランドのライフスタイル—暮らしを豊かにするデザイン—」会期:2024年9月14日(土)〜11月10日(日)場所:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1開館時間:10:00〜18:00(最終入館 17:30)休館日:月曜日、9月17日(火)、9月24日(火)、10月15日(火)、11月5日(火)※9月16日(月)、9月23日(月)、10月14日(月)、11月4日(月)は開館。料金:・[通常]一般 1,000円/大学生・65歳以上 500円/高校生以下 無料・[団体]一般 800円/大学生・65歳以上 400円/高校生以下 無料※神戸市内在住の65歳以上は無料。※団体料金は有料入館者30名以上で適用。【問い合わせ先】神戸ファッション美術館TEL:078-858-0050
2024年09月05日フィンランドの至宝シーララが、ベートーヴェン「最後の3つのピアノ・ソナタ」を弾く第549回日経ミューズサロン「アンティ・シーララピアノ・リサイタル」が2024年8月5日 (月)に日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ リーズ国際ピアノコンクール優勝者であるフィンランドの至宝アンティ・シーララが、人類にとって不朽の名作である、ベートーヴェンの残した最後の3つのピアノ・ソナタと対峙します。研ぎ澄まされた感性、説得力のある表現力、北欧ピアニスト独特の芯があり美しい音色、無限の音のパレットによって描かれる音楽の世界をご堪能下さい。《プログラム》ベートーヴェンピアノ・ソナタ 第30番 ホ長調 作品109ピアノ・ソナタ 第31番 変イ長調 作品110ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111アンティ・シーララAntti Siirala(ピアノ)同年代の中でももっとも洗練されたフィンランド人ピアニスト。ウィーン・ベートーヴェン国際コンクール最年少第1位、リーズ国際ピアノコンクール優勝。これまでにヘルベルト・ブロムシュテット、フランソワ=グザヴィエ・ロト、エサ=ペッカ・サロネン、サカリ・オラモ、ネーメ・ヤルヴィ等の指揮で、ベルリン・ドイツ交響楽団、バンベルク交響楽団、hr交響楽団、NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団、WDR交響楽団、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ウィーン交響楽団、フィルハーモニア管弦楽団、フィンランド放送交響楽団等と共演。日本ではNHK交響楽団、読売日本交響楽団、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団等と共演している。ベルリン・フィルハーモニーでのリサイタルのほか、ルツェルン音楽祭、ウィグモア・ホール、アムステルダム・コンセルトヘボウ、チューリッヒ・トーンハレ等の主要ホールに登場している。CDは、『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番、第31番、第32番』(Avi ミュージック)等をリリースし、グラモフォン誌のエディターズ・チョイス・アワード等を受賞。ソニーからはベートーヴェンの三重協奏曲をリリースしている。現在、ミュンヘン音楽大学の教授を務める。公演概要第549回日経ミューズサロン「アンティ・シーララピアノ・リサイタル」公演日時:2024年8月5日 (月)18:00開場/18:30開演(※上演時間は約2時間)会場:日経ホール(東京都千代田区大手町1-3-7)■出演者アンティ・シーララ(ピアノ)■チケット料金全席指定:4,000円(税込)主催:日本経済新聞社/協賛:ファンケル 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年07月12日東京、新宿のSOMPO美術館では、2024年3月23日(土)より『北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画』を開催。日本人には馴染みの薄い北欧の絵画を、ノルウェー国立美術館、スウェーデン国立美術館、フィンランド国立アテネウム美術館のコレクションより、厳選された約70点で紹介する。今回対象となる3つの国は、ヨーロッパと地続きにありながらも北方の気候風土のもとで独得の文化を育んだ国。芸術動向においては長らくイタリア、ドイツ、フランスに追従していたが、19世紀、ナショナリズムの高まりを背景に、古くから語りつがれてきた北欧神話や民話が独自の絵画モチーフとして発見された。同様に雄大な山岳、森、湖などの風景や、夏季の白夜、冬の極夜、オーロラといった北欧ならではの自然現象も題材となっていく。フィンランドの画家ヴァイノ・ブロムステットの《冬の日》のように、北欧ならではの透明感あふれる光の描写などにも注目だ。北欧の画家といえば、不安定な人間の心理状態を描いたノルウェーの画家エドヴァルド・ムンクが日本では有名。同展でも《ベランダにて》など彼の作品を見ることができるが、同じノルウェーの画家では、テオドール・キッテルセンにも注目したい。彼は、森に住む動物や怪物が登場する、おとぎ話の世界を数多く描いた。また夜の闇の中、向こう岸に小さく輝く《街》を描いた、スウェーデンのアウグスト・ストリンドバリも興味深い人物。彼は19世紀の北欧で最も重要な作家のひとりだが、ごく短い間画家としても活躍した。新宿の超高層ビルの建ち並ぶSOMPO美術館で見る、北欧の自然や街並み、ファンタジーに富んだ絵画作品。それらは、北欧の魅力がおしゃれな家具やデザインだけではないことを教えてくれるに違いない。<開催概要>『北欧の神秘―ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画』会期:2024年3月23日(土)~6月9日(日)会場:SOMPO美術館休館日:月曜(4月29日、5月6日除く)時間:10:00~18:00、金曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)料金:事前購入一般1,500円、大学1,000円/当日一般1,600円、大学1,100円チケット情報:()公式サイト:
2024年03月13日世界のトレンドや文化を“お酒”を通じて日本へ紹介するアイデイ商事株式会社は、この度、北極圏の自然が織りなすフィンランド産のプレミアムクラフトジン「アークティック ブルー ジン」の日本国内正規輸入代理店として取り扱いを開始いたします。アークティック ブルー ジンとはフィンランド、北カレリア地方にあるイロマンツィという小さな町の蒸留所で生まれ、世界一澄んだ空気、清らかな湧き水、有機栽培の原材料、森が育んだ特別なボタニカルを使用し、フィンランドの大自然をボトルに詰め込んだプレミアムクラフトジン。フィンランド人は言葉より行動、説明より実証を好みます。謙虚で正直な国民性で、誠実さを大切にしています。だからこそ、品質を求める姿勢に妥協をせず、そこに到達するために近道もしません。キーボタニカルである北極圏に自生するビルベリー(ブルーベリーの一種)など、11種類の天然ボタニカルは地元調達することにこだわり、その一部は蒸留所近くの森で育てられています。2年の開発期間、1,200回を超える試作を経て考案した独自のノンチルフィルタリング製法により、ビルベリー本来の味わいと豊かな香りを残すことに成功しました。合成着色料や合成添加物を一切使用しておらず、数々の世界的なコンペティションで、2018年「スピリッツオブザイヤー」や2022年「ダブルゴールド」等の輝かしい賞を受けています。製品のラベルやパッケージに使用されている原料は、フィンランドで持続的に管理された森林の木材を使用しており、1本伐採するごとに4本の苗木を植えるというサスティナブルな取り組みも行っています。The Spirits Business誌が主催する有名な品評会、「ジンマスターズ2023」において、アークティック ブルー ジンがコンテンポラリー部門でマスターメダルを、スーパープレミアム部門でゴールドメダルを受賞しました。マスターメダルとは、同コンペティションにおける最高賞です。また、アークティック ブルー ジン ローズはフレーバードジン部門でゴールドメダルを受賞しました。◆アークティック ブルー ジン瑞々しい野生のビルベリーの繊細な香りと、針葉樹であるトウヒの葉の爽やかな香り、微かな松の香りが見事に調和する瞬間を、ボトルの中に閉じ込めました。トニックウォーターで割るジントニックは、ビルベリーの香りや余韻を長く楽しめ、目を閉じるとフィンランドの森の中にいるような心地良さを体感できます。●フレーバー温かみがあり、芳しいトウヒの葉とビルベリー、ジュニパー、軽いカルダモンと微かな松のエレガントな香り。アルコール度数: 46%内容量: 500ml/200ml/50ml参考小売価格: 5,500円(500ml)/2,805円(200ml)/770円(50ml)※全て税込価格◆アークティック ブルー ジン ローズアークティック ブルー ジンよりも軽くて甘く、フィンランドの夏と北欧の自然の調和を閉じ込めています。ピュアでナチュラルなピンク色は、北カレリア産ビルベリーの搾りたて果汁の色。また、華やかな香りは真空蒸留されたシナモンローズの花びらからきています。●フレーバー野生のバラが咲き始めた針葉樹、松、ジュニパー、ベリーの酸味、バラの甘味が含まれ、ビルベリーの香りが漂います。アルコール度数: 37.5%内容量: 500ml参考小売価格: 5,500円(税込)(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年12月25日2017年に突然の監督引退宣言をし、世界中の映画ファンに衝撃を与えたフィンランドの巨匠アキ・カウリスマキ監督。それから6年が経った今年、何事もなかったかのように最新作『枯れ葉』とともにカムバックを果たして大きな話題となっています。そこで、こちらの方にお話をうかがってきました。アルマ・ポウスティさん【映画、ときどき私】 vol. 624カウリスマキ作品初出演にして初主演を務めたのは、『TOVE/トーベ』でムーミンの作者トーベ・ヤンソンを演じて高く評価されたアルマさん。本作では、職場での理不尽や恋人の悪癖に毅然とした態度で立ち向かう孤独なヒロインのアンサを好演しています。今回は、カウリスマキ監督ならではの現場で驚いたことや日本との関わり、そして愛の奥深さなどについて語っていただきました。―ananwebでは、カウリスマキ監督の前作『希望のかなた』で主演を務められたシェルワン・ハジさんにも取材をさせていただいたことがありますが、「カウリスマキ監督の作品で主演を務めることは至高のうれしさと同時に恐怖もある」とおっしゃっていました。出演が決まったとき、アルマさんのお気持ちはいかがでしたか?アルマさんアキがまた映画を作るということだけでもみんな驚いていましたが、“フィンランドの巨匠”とされる彼から電話が来て「映画に出てほしいから会いたい」と言われたときは、本当にびっくりしました。私はアキの作品をずっと観てきましたし、彼が経営しているバーにも映画館も行ったことがあるくらい。つねに自分の人生のなかにいるような存在でしたから。だからこそ、この作品に出られたことを誇りに思っています。ただ、一度もお会いしたことがなかったので、会うまでは信じられない気持ちでしたし、最初はとにかく緊張しましたね。話し合いで重要だったのは、アスパラガス論争―実際の監督は、どのような印象でしたか?アルマさんとてもハートフルで、素晴らしい人です。家族のようなチームのなかに、温かく受け入れてくださって、貴重な経験ができたと思っています。アキはとにかく何に対しても正確で細かいところがありますが、すべてがうまく行くように進めてくださるので、私もベストを尽くすことができました。―憧れの人とのお仕事でプレッシャーを感じる部分もあったと思いますが、ご自身で何か準備をされたのでしょうか。アルマさん実は、アキからは「事前に稽古をしちゃダメ」と言われていたんです。なので、とりあえず彼の作品をもう一度全部観ることにしました。というのも、過去作のどれかに何らかの繋がりがあるかもしれないと思ったからです。とはいえ、それらを真似するつもりはありませんでしたが、準備ができない代わりにそういった方法を考えて挑みました。―なるほど。制作過程ではグリーンかホワイトかを巡るアスパラガス論争もあったそうですが、監督との印象的なやりとりがあれば、教えてください。アルマさんアスパラガスの話はけっこう重要なので、最初にお話ししますね(笑)。あれは、初めてアキとプロデューサーと同じく主演を務めたユッシ(・ヴァタネン)の4人で会ったときのこと。映画の話をまったくせずに、フィンランドの森や犬のこと、それから政治の話をしていたのですが、そのなかでも一番重要だったのがアスパラガスの話題でした。最終的には、アスパラガスサラダが劇中に登場するところまで繋がっていますから!これまで経験した現場のなかでも一番静かだった―つまり、そこで話していたからアスパラガスが映画にも使われたと。アルマさんジョークの意味合いもありますが、おそらくそうだと思います。―劇中ではホワイトアスパラガスのサラダが出てきますが、ということはホワイト派が勝利したのでしょうか。アルマさん実はまだ結論が出ていなくて、いまだにその話をしているくらいなんですよ(笑)。でも、映画に出てくるサラダは、ホワイト派のプロデューサー自身が作ったからホワイトになっています。私はグリーンのほうが好きなんですけどね!―サラダひとつにそんな背景があるとは驚きです。現場でもカウリスマキ監督ならでは演出などもありましたか?アルマさん私の人生で経験した現場のなかでも、一番静かな現場だったと思います。というのも、アキのチームは何十年も一緒に仕事をしているスタッフばかりなので、もはや話さなくてもわかる関係性。たとえば、口笛で合図するだけで誰かが動いたり、ほかの人にはわからない“秘密の合言葉”でうなずき合っていたりするようなとても不思議な現場でした。あと、アキは絵画を描くように構図を決めてから照明や小道具など時間をかけて作り上げていくタイプの監督なので、集中力の高さや細かいこだわりがとにかくすごかったですね。孤独と愛というのは、表裏一体だと感じている―今回、カウリスマキ監督が復帰した理由については、「無意味でバカげた犯罪である戦争に嫌気がさして、愛や連帯、希望などをテーマにした物語を描くことにした」と話されていますが、アルマさんは不器用な2人によるラブストーリーをどう感じましたか?アルマさん「他人を気遣う思いや相手にシンパシーを抱く気持ちには強い力があるんだ」という印象を受けました。小さな映画ではありますが、そこにはとても大きなヒューマニズムがあると感じています。最近は、人と人がお互いのことを気にかける思いやりをなくしてしまっているところもあるかもしれません。でも、たとえいろんな失望を経験していたとしても、どんなにシャイな人たちだとしても、愛と勇気を持って進んで行けば、将来に希望が見えることをこの作品は伝えようとしてくれているのだと思っています。―その通りですね。以前、『TOVE/トーベ』で取材させていただいた際、「いい意味で自分を見失うことができる愛には圧倒されるし、それこそが生きる力を与えてくれるものと考えている」と話されていました。本作を経て、愛に対する考え方にも変化はありましたか?アルマさん愛にはいろんな形があり、映画の世界でもラブストーリーは語り尽くせないテーマなんだなと改めて感じました。そして、孤独と愛というのは表裏一体であり、人生にはそういった二面性が存在しているとも思っています。アキは作品を通して日本のみなさんに手を振っている―劇中では、ワンちゃんとの間に生まれる愛情も描かれていますが、撮影でハプニングなどはなかったですか?アルマさん本作がデビュー作ですが、とても才能があっていいリズム感を持っているので、すべて上手くいきました。実は、もともとポルトガルで野良犬だったところをアキが見つけて、育てているワンちゃんなんですよ。なんと名前が私と同じアルマなので、そういったこともあってすごく仲良くなりましたね。―見事なコンビネーションでしたが、名前が一緒とは運命的ですね!また、以前「日本に行ってみたい」とおっしゃっていましたが、実際に日本に来てみていかがですか?アルマさん長い間、日本を訪れることを夢見ていたので、やって来ることができて本当に幸せです。ただ、今回は滞在が短いので、近いうちにまた戻ってこれたらいいなと。日本で知られているフィンランドの代表といえばムーミンのトーベ・ヤンソンとアキ・カウリスマキ監督ですが、彼らに導かれるようにして日本に来ることができたのも不思議な縁を感じています。―本作についても、カウリスマキ監督が小津安二郎監督に敬意を払っていると明かしているように、日本への愛が随所に散りばめられています。アルマさんそうですね。それはアキ流のジョークでもありますが、彼は作品を通して日本のみなさんに手を振っているのだと思いました。映画でも最初に流れる曲は、日本の「竹田の子守唄」ですし、劇中のあちこちに小津監督が好んで使っていた赤も印象的に置かれているほど。それが彼なりの日本に対しての挨拶だと感じました。好奇心を持ちながら、自分の道を見極めてほしい―細かいところまで、ぜひ注目していただきたいですね。それでは最後に、ananweb読者に向けて、メッセージをお願いします。アルマさん若いときは「あれもこれもチェックしなきゃ」と新しいものを追いかけようとしてしまうことってありますよね?私自身もそうでしたが、ある程度年齢を重ねてくると、「先人たちはどんなことをして、何を思っていたんだろうか」と考えるようになり、そこに価値を感じるようになることがあります。そんなふうに、ときにはちょっと立ち止まって振り返ってみると、おもしろい発見があることは伝えたいですね。あと、私はシェイクスピアが好きな祖母から、「愛を受けたいと思ったら愛を与えるべき」とよく言われていましたが、そういうところも大切かなと。30歳前後というのは、ちょうど人生の方向性を選ぶ時期であり、物事が深まっていくときでもあるので、好奇心を持ちながら自分の気持ちがどちらに向かっているのかを見極めてほしいなと思います。インタビューを終えてみて…。前回のオンライン取材では画面越しでも伝わるほど笑顔が素敵な印象でしたが、実際はさらに魅力的なアルマさん。取材中もお茶目なリアクションと満面の笑みをたくさん見せてくださり、とても癒されました。「日本に来れて2年越しのリベンジが果たせた!」とおっしゃっていましたが、直接お会いできてうれしかったです。ぜひ、本作でもアルマさんの演技に魅了されてください。悲痛な現実をはねのけるカウリスマキ流ハッピーエンドカウリスマキ監督のノスタルジックでユーモア溢れる世界観にふたたび浸ることができる本作。孤独を抱えながらも日々を懸命に生きる男女がたどり着く愛と希望に、胸が熱くなるこの冬必見のラブストーリーです。写真・園山友基(アルマ・ポウスティ)取材、文・志村昌美ストーリー舞台は、ヘルシンキの街。ある夜、理不尽な理由から仕事を失ってしまったアンサは、酒に溺れながらも何とか工事現場で働いているホラッパとカラオケバーで出会う。そしてふたりはお互いの名前も知らないまま、惹かれ合うようになる。ところが、不運な偶然と現実の過酷さが、彼らをささやかな幸福から遠ざけてしまうのだった。果たしてふたりは、無事に再会を果たし、想いを通じ合わせることができるのか…。釘付けになる予告編はこちら!作品情報『枯れ葉』12月15日(金)よりユーロスペースほか全国ロードショー配給:ユーロスペース(C) SputnikPhoto: Malla Hukkanen(C) SPUTNIK OY 2023写真・園山友基(アルマ・ポウスティ)
2023年12月16日アキ・カウリスマキ監督の最新作『枯れ葉』で主演を務め、『TOVE/トーベ』などで知られるフィンランドの国民的女優アルマ・ポウスティが初来日。12月6日にアキ・カウリスマキ監督の大ファンである俳優・松重豊と先行上映のトークショーに登壇した。本作は、孤独を抱えながら生きる女と男が、人生で最初で最後のかけがえのないパートナーを見つけようとする心優しいラブストーリー。今年のカンヌ国際映画祭の審査員賞、2023年国際批評家連盟の年間グランプリに見事輝き、先ごろアカデミー賞国際長篇映画賞部門のフィンランド代表にも選出。本国フィンランドでは、動員20万人を超え(フィンランドの人口は約550万人)、カウリスマキ最大のヒット作『過去のない男』を超える動員数を記録、フィンランドのみならずフランスやドイツでも大ヒットするなど各国で快進撃を続けている。アルマは「こんにちはー!ありがとう!!」と日本語で満面の笑みを浮かべ、「実は今日はフィンランド106年目の独立記念日。そんな特別な日をカウリスマキ映画の雰囲気の中で皆さんとご一緒できて光栄です」と満席の会場に向けて挨拶。続いて、アキ・カウリスマキ監督の大ファンである松重さんが大きな花束を手に登壇。その髪型は、カウリスマキ監督の『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』にオマージュを捧げたリーゼントスタイルというこだわりぶり。「僕は自分が出ている映画の舞台挨拶にも行かない方ですが、アキ・カウリスマキ監督の作品ならば髪の毛をおっ立てても出たいと思った。とにかく大ファンで御座います」と熱弁すると、アルマはその髪型に「ファンタスティック!」と大笑い。松重さんは「アルマさんに笑ってもらえるなんて…幸せな気持ちです!」と語った。「短い中に物語が凝縮」松重豊が語るアキ・カウリスマキ監督の魅力約6年ぶりのアキ・カウリスマキ監督復帰作『枯れ葉』を先んじて鑑賞した松重さん。「引退すると言った人がもう一度作るというのは日本でもあることですが、よくぞ戻って来ていただいたと思った。そしてどんなテイストになるのかと思ったら、『パラダイスの夕暮れ』、『真夜中の虹』、『マッチ工場の少女』のいわゆる労働者三部作に連なるものだった」とコメント。「しかもアルマさんがカティ・オウティネンを上回る演技をされていて…魅了されました」と絶賛した。一方のアルマは「引退撤回を一番驚いているのはアキ監督自身だと思います。意欲的に盛り上がり、脚本も指が勝手に動いて書いた結果、労働者3部作に連なる4作目が生まれたそうです。そして監督業に戻ってきただけではなく、私たちのような新しい俳優を迎え入れて作ってくれたのも素晴らしいことだと思います」と述べた。松重さんは、アキ・カウリスマキ監督の作品の魅力について「世の中がわかりやすい作品を要求している中で、それとは逆行している作風ではあるけれど、81分という短い中に物語が凝縮されている。そこに置かれた役者の表現力は問われるものです。言葉で説明したり過剰な演技をしたりすることなく、一瞬一瞬の表現に満ち溢れている空間がアキ・カウリスマキ監督の作品。そこに触れることで僕らの信じる表現が世界のどこかにはまだあるぞと思わせてくれる」と熱弁した。“沈黙の巨匠”アキ・カウリスマキ監督の「ピュアで正直な脚本」そして松重さんは「今回の作品の脚本の分量はどのくらいですか?早口で喋れば日本だったら15分で終わるセリフ量ですよね?」とアルマに質問。これにアルマは「確かに、私の人生の中で出会った一番短いページ数の脚本でした」と笑わせつつ「でも珠玉の一冊であり、素晴らしい文学であり詩的で、慎重に選ばれた言葉が使われています。アキは沈黙の巨匠。一行のスーパースターだと思います。ちょっとした言葉にそのキャラクターの性格やヒントが散りばめられていて、足すことも引くこともできない。まさにピュアで正直な脚本」と明かす。「でもひとつだけ書かれていなかったのはウインクのシーン。あれは、撮影のときにアキが『やってくれ』と言ったんです」と笑顔で打ち明けると、松重さんは「これは貴重な話を聞けた」と大興奮。さらに、松重さんの興味は尽きず、俳優ならではの視点で「監督からは具体的にどんな演出や指示があるのですか?」と質問すると、「セリフは覚えるべきだが、読みすぎず練習や稽古はするなと言われました。そして撮影は基本的にワンテイクで終わります。俳優としてはとても怖いことですが、唯一のオンリーワンの瞬間がフィルムに焼き付けられます。それは二度と出来ないもの。すべてがワンチャンス」とアルマは明かす。「アキはカメラを覗いて、すべての配置を自分で動いて決めて、準備が揃うとカメラの横でアクション!と声をかける。モニターチェックも一切しません。なぜならば何が撮れているのかを把握しているからです」と巨匠の演出術に触れると、松重さんは「ワンチャンス…。その緊張感、僕も好きです!」と大喜び。今度はアルマが、松重さんに「日本でもワンテイクで撮影する監督はいますか?」と質問。これには「北野武さんなんかはそうです。テストというか、もう回していこうか…みたいな感じです」と答え、「テストを重ねて固まっていく芝居もあるけれど、一回しかできないものを切り取って映画が出来上がる方が僕はいい。究極的なことをいうと、ドキュメンタリーに近いものになればいいと思っている」と俳優としての理想像も告白した。最後に、松重さんはアキ・カウリスマキ監督作への出演も熱望。「もしそんなチャンスがあるならば、旅費から何から全部出してでも行きます。セリフなしだっていい!バーのウェイター役でも何でもいいから!」と前のめりになると、アルマも「松重さんはすでに髪型の準備も出来上がっているので、是非とも出演してほしいです」と太鼓判を押していた。また、来年6月には、『枯れ葉』の日本での公開を記念し、アキ・カウリスマキ監督が共同オーナーを務めている映画館「キノ・ライカ」への訪問やヘルシンキ近郊の撮影スポットめぐりなど、カウリスマキファンの心をくすぐる「キノ・ライカとアキ・カウリスマキの世界スペシャルツアー」が実施されると聞いた松重さんは、「スケジュール何とかならいかな」と本気で悩む様子も。まだまだ質問し足りないと漏らす松重さんに、アルマは「このような素敵な機会をありがとうございました。とても楽しかったです!」と感謝を伝え、大盛況のうちに舞台挨拶は幕を閉じた。『枯れ葉』は12月15日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:枯れ葉 2023年12月15日よりユーロスペースほか全国公開© Sputnik
2023年12月07日世界三大映画祭の常連で、映画ファンからも高い支持を得ている監督の一人として挙げられるフランソワ・オゾン監督。最新作『私がやりました』は、本国フランスで100万人を動員する大ヒットを記録して話題となっています。そこで、日本公開を前に主演を務めたこちらの方にその魅力についてお話をうかがってきました。ナディア・テレスキウィッツさん【映画、ときどき私】 vol. 612パリで起きた有名映画プロデューサー殺人事件で、容疑者から一躍スターになる若手女優のマドレーヌを演じたナディアさん。フランスのアカデミー賞と言われるセザール賞では有望若手女優賞を昨年受賞し、今後の活躍が期待されている注目の存在です。今回は、現場の様子や大女優との共演エピソード、そして日本での忘れられない思い出などについて語っていただきました。―フランソワ・オゾン監督といえば、現在のフランス映画界を代表する監督の一人でもありますが、ご一緒されてみていかがでしたか?ナディアさん今回は私たちと一緒に1930年代に飛び込んでくれましたが、彼は毎回違う世界観の作品を描き続けているので、本当にユニークな映画監督だと思います。映画を作るのが楽しくてたまらないというのも伝わってきて、少年のような心を失っていない映画監督なんだなという印象を受けました。―どのような演出をされていたのかについても、教えてください。ナディアさん演技指導はとても細かいですが、いつも優しく付き合ってくださるので、監督との仕事は何にも変えられない喜びでした。オゾン監督は同じ俳優を繰り返し起用することが多いというのもあって、俳優たちとファミリーのような関係性を作り上げていますが、周りとの向き合い方も素晴らしいと思ったところです。とても尊敬しています。この作品ではそういう方々に囲まれて演じることができて私はとても幸せでしたが、監督自身もみんなと一緒に映画を作れることをすごく喜んでいるのを感じたほど。そんな彼のファミリーの一員になれていたら、とても光栄なことだと思っています。イザベル・ユペールさんには発見もあった―共演者であるイザベル・ユペールさんにも以前取材させていただいたことがありますが、本当に素敵な方でした。フランス映画界が世界に誇る大女優との共演では、どんなことを感じましたか?ナディアさんイザベルさんとの共演ということで、実は少し萎縮してしまうのではないかなと考えていたことがありました。でも、現場でご一緒してみたら、そんなことはまったくない。本当に素晴らしい演技をする方なので、共演をしてみて刺激を受けました。でも、普段はとても“普通の方”なので、それは発見でしたね。あと、これはイザベルさんだけではなく、みんなに言えることですが、この現場に来ることや役を演じること、そしてこの物語を語れることに幸せを感じているのが伝わってきました。父親役のベテラン俳優であるアンドレ・デュソリエさんなんて、「オゾン監督の現場に来たら、ゼロからはじめなきゃいけないんだよ」と言っていたほど。そういう気持ちで現場にいるというのはすごく美しいことだなと実感しました。―また、劇中ではマドレーヌが家父長社会であった時代に女性の権利を自分でつかみ取ろうと徐々に変化していく姿が描かれているのが印象的でした。ナディアさんマドレーヌは自分の考えよりも、都合のいいほうに動こうとする日和見主義的なところが最初はありましたが、ある時点から彼女の言動が政治的になり、いろんなことを自覚するようになっていきます。特に、1935年頃といえば、女性には選挙権もなく、小切手を持つことさえも許されていなかった時代。自由も平等もなかったからこそ、自分自身の声を聞いてもらいたいという思いが、いつしか家父長制度に対する反抗や権利を主張へと繋がり、マドレーヌを変えていったのです。これからも戦い続けなければいけないと感じている―まだまだ男性社会と言われている映画界のなかにいるという意味では、ご自身にも通じるところはあったのでは?ナディアさん確かに、この話には2023年を生きる私たちにも共鳴する部分があると感じています。実際、私たち女性にとって、まだまだ道のりは長いなと感じることもありますから…。だからこそ、俳優として現代に通じるメッセージ性を持った映画で、そういう思いを抱えた女性を演じられたことは私にとってはうれしいことでした。最近のフランス映画界でも、興味深い女性の役はどんどん増えていますし、女性監督も台頭してきているので、それは素晴らしいことですよね。でも、これからも女性は戦い続けなければいけないなとは感じています。―確かにその通りですね。また、マドレーヌのようにピンチがチャンスに転換したような経験はありますか?ナディアさんこれはいい質問ですね!最悪から最高という話ではありませんが、実はもともと俳優を職業にするつもりはなくて、最初はお小遣いや家賃を稼ぐつもりで始めたのがきっかけでした。その後も学業のかたわらで演技を続けていましたが、それがうまくいき、いまでは俳優が仕事になったので、それが私の人生のなかで大きく変わったことだなと思います。あと、マドレーヌとの共通点をあげるとすれば、あまり先のことを考えずに行動する部分かなと。生きることが素直に楽しいと思えるところも、似ている気がします。でも、私は嘘をつくことにストレスを感じるタイプなので、マドレーヌみたいに嘘はつけないですね(笑)。日本の文化には感動すら覚えている―では、日本にまつわるエピソードや日本の好きなものなどがあれば、お聞かせください。ナディアさん2019年の東京国際映画祭で最優秀女優賞をいただいたのですが、ありがたいことにみなさんから温かいおもてなしをしていただいて、「私はなんてラッキーなんだろう!」と思いました。でも、実はそのもっと前から日本との縁というのを私はずっと感じていたんですよ。というのも、私はフランスとフィンランドのハーフなんですが、フィンランドには日本の庭園がとても多く、日本に魅了されているおじいちゃんとよく一緒に散歩していたからです。あとは、宮崎駿監督の映画は何回も観ていますし、日本映画や日本文学も大好き。いまは、村上春樹さんの本を読んでいます。日本人の他人に対してリスペクトがある文化には、感動すら覚えているほどです。―そのように言っていただけてうれしいです。ナディアさんそれからもうひとつ、来日したときに驚いたのはムーミンの人気がすごいこと。フランスではほとんど知られていないのに日本ではみんな知っていて、「ムーミンはメイド・イン・ジャパンです」なんて言っていた人もいたくらい(笑)。「フィンランドの漫画ですよ」といっても信じてもらえなかったのですが、それくらい浸透しているんですよね。―フィンランドと日本には、通じ合うものがあるのかもしれません。ナディアさんだとしたら、とっても素晴らしいことですよね!信念と確信を持って進んで行けば大丈夫―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。ナディアさん若い頃はまだ自分が何者かをわかっていない時期でもあるので、なかなか難しいこともあるかもしれません。私自身もまだ模索している最中なのでアドバイスをするのはおこがましいですが、言えるとすれば「好奇心を持ち続けること」。自分の殻に閉じこもらずに、外の世界にアンテナを張り続けるのは大事だと考えています。それからもうひとつは、「簡単に諦めてはいけない」ということ。すぐにダメだと感じてしまう人も多いと思いますが、もう少し辛抱したうえで、「信念と確信を持って進んで行けば大丈夫!」という気持ちを忘れないでほしいです。どんなことでも、とことん最後まで突き詰めてみてもらえたらと思っています。インタビューを終えてみて…。終始ニコニコとかわいらしい笑顔を浮かべていて、とにかくチャーミングなナディアさん。一瞬で相手を惹きつける魅力があるだけに、オゾン監督が自身の作品で主演に抜擢したのも納得です。今後、幅広い役柄でフランス映画界を盛り上げてくれる存在となるのを期待したいと思います。激しい駆け引きから目が離せない!ユーモアを織り交ぜつつ、クライマックスまで見事な盛り上がりで観客の心をつかむオゾン流クライムミステリー・エンターテインメント。最高にお洒落で魅力的な女性たちの姿にも、誰もが虜になってしまうはずです。取材、文・志村昌美ストーリーパリの大豪邸で有名映画プロデューサーが殺され、貧乏な若手女優マドレーヌが容疑をかけられる。法廷に立たされた彼女は、正当防衛を主張。ルームメイトで新人弁護士のポーリーヌが書いた「自分の身を守るために撃った」という完璧なセリフを読み上げ、見事に無罪を獲得するのだった。悲劇のヒロインとして時代の寵児となり、容疑者から一躍人気スターの座へと駆け上がったマドレーヌ。豪邸に引っ越し、ポーリーヌと優雅な生活を始めるが、とある女性が彼女たちを訪ねてくる。その女性とは、いまや目にすることも少なくなったかつての大女優オデット。彼女は、プロデューサー殺しの真犯人は自分で、マドレーヌたちが手にした富も名声も、自分のものだと主張するのだった。果たして、「犯人の座」は誰の手に…。続きが気になる予告編はこちら!作品情報『私がやりました』11月3日(金・祝)TOHO シネマズ シャンテ他 全国順次ロードショー配給:ギャガ(C)Marta Bevacqua(C) 2023 MANDARIN & COMPAGNIE ‐ FOZ ‐ GAUMONT – FRANCE 2 CINÉMA ‐ SCOPEPICTURES – PLAYTIME PRODUCTION
2023年11月02日昨今、日本でも人気の高い北欧。しかし、そのブームの立役者として知られる漫画家の投稿が物議を醸している。9月20日、フィンランド移住を志す顛末を綴ったコミックエッセイ『北欧こじらせ日記』の著者として知られ、昨年春から実際に移住している漫画家のchika氏が、週末北欧部という自身のX(旧Twitter)アカウントに12コマの漫画を投稿。夏の数カ月間だけ、タイからフィンランドに派遣され、森でベリー類を摘む「ベリーピッカー」と呼ばれる人たちについて描かれており、そのほとんどの人が母国で農業を営んでおり、ベリーを摘める時期が終わると国に戻って米の収穫をするという。また、人によってはタイで15年分にあたる年収を稼ぐ人もいることが説明されていた。chika氏が紹介した「ベリーピッカー」だが、実は大きな問題も一部で指摘されている。全国紙国際部の記者は言う。「タイのある放送局は、出稼ぎでフィンランドを訪れる労働者たちは観光ビザで入国するため、社会保障や法律で守られない環境下で、早朝から夕方まで働かされたり、休みもとれなかったりする劣悪な環境のなかで働いている人もいると報じていますさらに、斡旋業者への手数料や現地での滞在コストなどが高額かつ自腹な上に、提示された給料を支払われないケースもあるといいます。フィンランドのタイ領事館は、悪質な斡旋業者にひっかからないよう注意を呼びかけているそうです」そうした背景もあるため、「ベリーピッカー」を紹介した投稿に対し、SNS上では批判が殺到することに。《ベリーピッカーのやつ、記事まで読んだらしっかり人身売買の事とかも認識してて、知りながらもこんな可愛いお仕事素敵だね漫画に仕上げちゃうんだなぁと思った》《ベリーピッカーが話題だけど、物価の安い国から季節労働者を呼んでやらせるような仕事が「楽して稼げる」仕事なわけないよそもそも。どこの国でもそれは同じ》《タイ人ベリーピッカーは、フィンランドとタイで人身売買として国際問題になっている案件です。リンク先には漫画の五コマ目があり、ご本人はそれを把握しているようですが、美談のように切り取り発信するのは間違った認識を広めるのでやめて欲しいです》これらの批判を受け、9月24日にchika氏はXに謝罪文を掲載。《9月20日公開のベリーピッカーに関する記事について、多くの方から実態と異なるとのご指摘を頂き、該当記事の投稿およびウェブサイトの記事を削除し非公開にさせていただきました》とし、《公開した内容により多くの方の誤解を招いてしまったこと、深くお詫び申し上げます》と陳謝していた。
2023年09月26日話題沸騰のフィンランド発痛快バイオレンスアクション『SISU/シス 不死身の男』より過激版予告が解禁された。本国フィンランドで5か月連続トップ10入りという特大ヒットをたたき出し、2022年、シッチェス・カタロニア国際映画祭ファンタスティック・コンペティション部門で最優秀作品賞など4部門を受賞、批評サイト「ロッテントマト」では98%の高評価を獲得した話題作だ。タイトルの「SISU(シス)」とはフィンランドの言葉で、ほかの言語では正確に翻訳することは不可能な言葉。全ての希望が失われたときに現れるという、不屈の精神を意味する。そのSISUを武器に、伝説の兵士がナチス戦車隊をたったひとりで血祭りにあげていく姿を描く。※以下の映像には過激なシーンが含まれますので、ご注意ください。この度解禁されたのは、過激すぎて劇場用予告では使用を自粛した暴力シーンを追加した過激版予告。荒野で金塊を見つけ、ナチスのお尋ね者となった最強の老兵・アアタミ(ヨルマ・トンミラ)。敵兵に射殺される寸前で、ゴツいナイフを敵兵の頭にブッ刺し瞬殺すると、地雷をぶん投げて爆殺!荒野を覆う爆煙、飛び散る血しぶき、最後には地雷で吹っ飛んだ敵兵の片足がさらに地雷の上に着弾。敵将の目の前でさらにはじけ飛ぶという過激ぶり。ブラックユーモアさえ漂わせる、マッドな血と暴力の祭りの開幕だ。ナレーターには、アニメ「ゴールデンカムイ」の土方歳三役や、映画『300<スリーハンドレッド>』のジェラルド・バトラー演じるスパルタ王・レオニダス役など数々の“戦う男”を演じてきた人気声優・中田譲治氏が担当している。『SISU/シス 不死身の男』は10月27日(金)より TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:SISU/シス 不死身の男 2023年10月27日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2022 FREEZING POINT OY AND IMMORTAL SISU UK LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
2023年08月23日京都で宿泊業、飲食業を行う株式会社チャハル・ホテルズ&リゾーツ(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:川本 栄次)は、北欧フィンランドにこだわったカフェ「MAJA CAFE TUPA マヤカフェトゥパ」を2023年7月12日(水)、京都市にオープンしました。「MAJA CAFE TUPA マヤカフェトゥパ」詳細URL: シナモンロール■店舗の特徴*くつろぎのカフェ店名の「MAJA CAFE TUPA マヤカフェトゥパ」にあるTUPA(トゥパ)とは、“くつろぎの空間”や“やすらぎの場所”を意味するフィンランド語です。まさにこの言葉通り、ナチュラルな木製のテーブルやベンチが並ぶ店内でくつろいでいただきたいというコンセプトで創りました。*フィンランドデザイナーによる内装デザイン同じ建物の2階から4階にある北欧フィンランドデザインのカプセルホテル(MAJA HOTEL KYOTO マヤホテルキョウト、2019年12月開業)をデザインしたフィンランドの世界的プロダクトデザイナー/ハッリ・コスキネンが、ホテルのデザインと統一されたフィンランドデザインでまとめられた内装デザインになっております。内装にはナチュラルな木製のテーブルやベンチ、フィンランドを代表する照明デザイナー/リサ・ヨハンソン=パッペがデザインした照明、またフィンランドで居間やコテージで敷物などに伝統的に使われている織物のRagrug(ラグラグ)を現地から取り寄せてベンチカバーやクッションに使用しております。エントランス店内写真(2)*北欧フィンランド料理を提供するカフェ北欧フィンランドのシナモンロールやブルーベリーパイといった定番スウィーツや、サーモンスープ、サーモンサンドなどのシーフードを使った料理やサンドウィッチをご提供します。また、コーヒーの消費が世界一多いフィンランドコーヒーの酸味のある特徴を活かし、コーヒーにもこだわっております。サーモンスープ*ショップを併設フィンランドの総合テキスタイルブランド「マリメッコ」の元デザイナー/石本藤雄が制作する食器やレリーフを販売するショップをカフェ内に併設しております。またこの食器はカフェで実際に料理を提供する際に使用しております。他にイッタラ社製のカトラリー、ティーマシリーズの食器も使用しております。■店舗概要店舗名 : MAJA CAFE TUPA マヤカフェトゥパ開店日 : 2023年7月12日(水)所在地 : 〒604-8112 京都市中京区柳馬場通六角上ル槌屋町92アクセス: 地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅 徒歩約8分営業時間: 平日/土日祝 7:00~20:00(最終受付19:00)定休日 : 無休席数 : 52席URL : ■会社概要商号 : 株式会社チャハル・ホテルズ&リゾーツ代表者 : 代表取締役社長 川本 栄次所在地 : 〒104-0043 東京都中央区湊1丁目12-10設立 : 2017年4月事業内容: 宿泊業、飲食業資本金 : 3,000万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社チャハル・ホテルズ&リゾーツマヤホテルキョウトTEL : 075-205-5477MAIL: info@maja-hotel.com 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月08日ディーゼル(DIESEL)は、トム・オブ・フィンランドのアートをモチーフにした新作カプセルコレクション「プライド 2023コレクション」を一部ディーゼルストアにて発売。トム・オブ・フィンランドらのアートをウェアにアーティストのトム・オブ・フィンランドらによって設立された、トム・オブ・フィンランド財団とディーゼルがタッグ。トム・オブ・フィンランドをはじめ、スタンリー・ステラ、マイケル・ミッチェルといったアーティストが“自由と喜びの瞬間”を力強く表現したアートワークをフィーチャーした、Tシャツやデニムパンツなどをラインナップする。ダイナミックにアートプリントを施した、透け感のある長袖トップスや、Tシャツやデニムパンツ、スウェット、半袖シャツなど、存在感あふれるウェアが勢揃い。生き生きとしたタッチで描かれたトム・オブ・フィンランドのグラフィックを施したオーバーサイズのデニムシャツや、トロンプルイユプリントのショートパンツなど、多彩な表情のウェアが展開される。【詳細】ディーゼル「プライド2023コレクション」発売日:2023年6月16日(金)展開店舗:一部ディーゼルストア、公式オンラインストアアイテム例:・Tシャツ 27,500円・トップス 35,200円・シャツ 31,900円・デニムパンツ 59,400円・キャップ 15,400円【問い合わせ先】ディーゼル ジャパンTEL:0120-55-1978
2023年06月22日機能的かつ洗練された美しさをもつ北欧デザインのなかでも、特に人気の高いフィンランドのグラスアートに焦点をあてた展覧会が、6月24日(土)から9月3日(日)まで、港区白金台の東京都庭園美術館で開催される。森と湖をはじめとした豊かな大自然を誇るフィンランド。1917年にロシアから独立した同国では、新しい国づくりと国民のアイデンティティを取り戻すために様々な側面で近代化が進められ、生活を彩る家具をはじめとしたプロダクトにもモダンなデザイン性が求められるようになったという。その動向はガラスの分野でも例外ではなく、1930年代には、ガラス製作所が優秀なデザイナーたちと協力して、ミラノ・トリエンナーレなどの国際展示会に参加して評価を高めた。また第二次世界大戦後は、デザイナーが手がけた芸術性志向の高いプロダクト「アートグラス」が、デザイン大国フィンランドの地位を確固たるものとし、国家復興の一翼を担っている。同展は、デザイナーたちが自ら「アートグラス」の名のもとにデザインし、職人との協働作業によって生み出してきた作品に着目した展覧会だ。1930年代のフィンランド・グラスアートの台頭期にパイオニアとして活躍したアルヴァ&アイノ・アアルトとグンネル・ニューマンから、1950年代に始まる黄金期を牽引したカイ・フランク、タピオ・ヴィルッカラ、ティモ・サルパネヴァ、オイヴァ・トイッカ、そして現代において伝統技術に学びながらも独自のアプローチを見出しているマルック・サロとヨーナス・ラークソまで、登場するのは1組+7名のデザイナーと作家たち。その優品140件に焦点をあて、フィンランド・グラスアートの系譜をたどる試みとなる。個々の作家の作品をまとめて見ることのできる同展では、それぞれの時代を生きたデザイナーたち一人ひとりのグラスアートへの信条や挑戦、探求を追うことができると同時に、雄大な自然環境が育んだ洗練されたデザイン性というフィンランド・デザインに共通した魅力も味わうことができる。アール・デコ様式の美しい室内装飾をもつ邸宅美術館で、自然光のもと、清涼な透明感と輝きを放つ多彩なガラス作品を鑑賞できるのは眼福に違いない。<開催情報>『フィンランド・グラスアート輝きと彩りのモダンデザイン』会期:2023年6月24日(土)~9月3日(日)会場:東京都庭園美術館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜(7月17日は開館)、7月18日(火)料金:一般1,400円、大学1,120円、高中・65歳以上700円公式サイト:
2023年06月12日第38回サンダンス映画祭でワールドシネマドラマ部門観客賞受賞ほか、第95回アカデミー賞国際長編映画賞部門フィンランド代表作品に選ばれた青春映画『ガール・ピクチャー』から、本予告編とシーン写真が解禁となった。17歳から18歳に差しかかる3人の少女、ミンミとロンコとエマ。3度の金曜日で、ミンミとエマはお互いの人生を揺るがすような運命の恋をし、ロンコは未知の性的快感を求め冒険する――。フィンランドのジェネレーションZによる青春映画となる本作。予告編は、最初の金曜日、「好きな男子にもっと近づいてみたい。だからパーティに行こうよ」と、恋愛とセックスに興味津々、素直でキュートなロンコ(エレオノーラ・カウハネン)が、同じ学校の親友、クールでシニカルなミンミ(アーム・ミロノフ)をパーティに誘うシーンから始まる。精一杯のおしゃれとメイクアップを施し、パーティへと繰り出す2人。ロンコが宣言通り、理想の相手との出会いを求め、出会う男子にとにかく果敢にアタックしていく中、パーティの喧騒から離れた付き添いのミンミは、フィギュアスケーターの少女エマ(リンネア・レイノ)と出会う。「跳べなくなったの」大事な試合を前に、プレッシャーに押しつぶされそうなエマ、「男の人と一緒にいても何も感じない 自分はみんなと違うのでは?」と悩み続けるロンコ、「いつも壊しちゃうの」と自分の気持ちをどうしてもうまく扱えないミンミ。ありのままの自分、そして恋と向き合う覚悟を持った少女たちは、お互いを思いやり、時には衝突しながらも、たくさんの壁にぶつかっていく――。金曜日を迎える度に、少しずつ“自分”と向き合う力を手に入れていく3人の少女たちの、リアルで眩しいポートレートを捉えた予告が完成した。また、ミンミ、ロンコ、エマ、それぞれのキャラクターの印象的な表情を捉えたカットも解禁。劇中では、ミンミとロンコがアルバイトするパステルカラーのスムージーショップのほか、スパンコールが華やかなパーティシーンでのドレス、打って変わって通学時のデニムスタイルなどレトロキュートなファッションも必見となりそうだ。『ガール・ピクチャー』は4月7日(金)より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガール・ピクチャー 2023年4月7日より新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開© 2022 Citizen Jane Productions, all rights reserved
2023年02月08日日本人にとってなじみ深い、お弁当。みなさんが思い浮かべるお弁当には、何品のおかずが入っていますか。少なくとも、2~3品目のおかずがあるのではないでしょうか。※写真はイメージ冷凍食品や晩御飯の残り物などを駆使しても、毎日品数豊富なお弁当を作り続けるのは大変です。妻「お弁当、本当にこれでいいの?」フィンランド人の夫とフィンランドで暮らしている、取田新(@niintotta)さんの投稿が話題となっています。取田さんは、ある日、夫が自分のために作ったお弁当を見て、「本当にこれでいいの?」と確かめてしまったそうです。そのお弁当の写真がこちら。夫が作ったのは、マッシュポテトとミートソースだけの、シンプルなお弁当!驚いた取田さんは「卵焼きならすぐできるよ?」「ブロッコリーをゆでようか?」「せめてプチトマトでも入れようか?」と提案します。しかし、夫からはこのような言葉が返ってきました。これはランチであって『ベントー』ではない。日本のお弁当は、ファンシーなおもてなし料理でありオフィスに持っていくものではない。あれを毎日当たり前に作って食べる文化のほうが私にはクレイジーなレベルに感じる。夫のお弁当、本当にこれでいいの?と確かめてしまったのだが夫曰く「これはランチであってベントーではない。日本の細々おかずのお弁当はファンシーなおもてなし料理でありオフィスに持っていくものではない、あれを毎日当たり前に作って食べる文化のほうが私にはクレイジーなレベルに感じる」と pic.twitter.com/3OKCmPwSDi — 取田新 niintotta (@niintotta) February 1, 2023 ちなみに、取田さんの夫は、料理が嫌いというわけではありません。日本のドラマ『孤独のグルメ』(テレビ東京系)で見たとんかつに憧れて、自分で調理したこともありました。孤独のグルメのとんかつ回を見てしまったらしい夫が悶絶しとんかつ食べたいと言うので、嫌だよ面倒くさいし私揚げ物下手だしと断ったら一から自分で作っていた。絶妙な揚げ加減でかつ屋のかつと遜色ないのではと思ってしまうくらいおいしかった… 夜からはまたプラントベースに戻りましょ。細く長く。 pic.twitter.com/j3KURmguGy — 取田新 niintotta (@niintotta) July 23, 2021 とんかつ以外にも、みそ汁や生姜焼きを作るなど、日本食が大好きな夫。一方、「自分のお昼ご飯のために、日本のような豪華な弁当を作るほどの労力はさけない」という理由で、あえてシンプルなランチを用意していたのです。夫の考え方を知った取田さんは、「日本のお弁当は世界的に見たら本当にすごいんだ」と衝撃を受けたといいます。取田さんの投稿には、「真似しようかな」「これいいね」などの声が寄せられています。・海外にいた時、ピーナッツバターを塗ったパンとリンゴ丸ごと1つがランチの定番でした。日本風のお弁当は本当においしいし、食べるのが楽しい。・今まで冷凍のおかずを何品かいれて頑張っていました。「世界にはこういう考えもある」と知ると、ちょっと気が楽になった。・自分が食べるだけなので、たまにはこういうお弁当でもいいな。真似してみよう!・あまりのシンプルさに驚いた!でもおいしそう。日本のお弁当文化はなくなってほしくないけど、こういうのもいいね。品数豊富なお弁当は、昼休みの癒しのひと時になることは間違いありません。しかし、「こういったシンプルなお弁当でもいいんだ」という気持ちがあれば、心が楽になりそうですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月04日軽井沢・佐久小諸エリアで旅館事業を行う株式会社薬師館は、登山電車で行く本格フィンランド式サウナSauna Space TOJIBA(サウナスペーストウジバ)を2023年1月27日(金)にグランドオープンいたします。また、グループ旅館、菱野温泉常盤館はこれまでの旅館ではできなかった、客室の中に仕切られたそれぞれの個室が設置された、新しいスタイルの滞在が可能なコンパートメント客室をオープンいたしました。Sauna Space TOJIBAサウナ棟RYUDOU(龍洞)※ご利用時間は120分【第1部】9:00【第2部】11:30【第3部】14:00【第4部】16:30【第5部】19:00はご宿泊者専用となります。菱野温泉薬師館オフィシャルサイトよりご予約ください。(ご宿泊プランは2023年4月より開始予定です。)(2月28日までは日帰りでのご利用可能です。)展望露天風呂「雲の助」の利用についてはサウナ後ごゆっくりご利用ください。制限時間等はございません。(混雑状況により制限時間もうけさせていただく場合がございます。)【展望露天風呂「雲の助」】利用時間:11:00~21:30定員:1名~6名休業日:火曜日、水曜日(冬期12月~3月は木曜日も休業日となります。)貸切利用の場合は6名でご選択ください。6名表記がない場合は貸し切りでの利用はできません。営業時間:9:00~21:00料金:お一人様4,400円貸切26,400円(1名~6名まで利用可能)事前決済にてご利用の方にはサウナドリンクを1本サービスいたします!【無料レンタル品】タオル:1枚サウナマット:1枚バスタオル:1枚【有料レンタル品】サウナポンチョ:550円男性用水着:550円女性用サウナ着:550円菱野温泉常盤館コンパートメント客室会社の旅行に個室が欲しい。仲間に女子がひとりいて、この子には個室が欲しい。合宿の時、監督とコーチには個室が欲しい。パパと寝たくない年頃の娘がいる。そんな時、旅館の客室システムはなんて不便なんだろう。客室の中に客室が有ったら…今まで旅館を敬遠していたお客様にもご利用いただけるあたらしい客室。かつてない面白いお部屋ができました。【Point.01】お部屋の中にお部屋寝室はそれぞれ個室としてもお使いいただけます。各部屋鍵付きですので、プライベートな空間が保たれます。【Point.02】快適なプライベート空間各客室(個室)にはベッド、デスク、鏡、貴重品入れ、テレビ(一部タイプを除く)などの設備が取り揃えられ、少し狭めですが快適なプライベート空間となっています。【Point.03】一緒にくつろげるリビング就寝の直前まで一緒におしゃべり。ソファーやテレビ付きのリビングスペースで団欒の時をお過ごしください。(リビングが狭いタイプもございます〈345〉)【Point.04】広々使える洗面スペースお部屋内の洗面スペースはゆとりを持った造りとなっておりますので、忙しい朝も快適です。■施設概要施設名: Sauna Space TOJIBA所在地: 〒384-0041長野県小諸市菱平762-2 菱野温泉常盤館内アクセス: しなの鉄道「小諸」駅車10分小諸IC車10分営業時間: 9:00~21:00(完全予約制)定休日: 火曜日・水曜日(冬期火曜日~木曜日)【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】株式会社薬師館TEL : 0267-22-0077お問い合せフォーム: (画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年01月31日フィンランドの伝統的織物リュイユの色彩表現に迫る展覧会「リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション」をご紹介します。リュイユとはフィンランドの毛脚の長い織物のこと。その歴史は古く、1000年以上前にはバイキングたちが船で使用していたという歴史もあるほど。湾岸地域で使われていたリュイユは、内陸の裕福な農民たちへと伝わり、その後、教会や一般家庭でも使われるようになった。世界の織物の中でもとりわけリュイユは、敷物やラグ、ソファのカバー、タペストリーなどデザインや用途を時代に合わせて変化させながら、長年にわたって受け継がれてきたことが特徴。けれど伝統工芸としてのリュイユは、18世紀末~19世紀中頃に最盛期を迎えたのち、産業革命以後その勢いは失われていった。そんなリュイユの転機となったのが1900年のパリ万博。フィンランドがまだロシア帝国の支配下にあった当時、画家アクセリ・ガッレン=カッレラがデザインを手がけたリュイユ《炎》がフィンランド館を彩り、ロシアからの独立を視野に入れた民族の芸術運動の一翼を担うことに。その動きは世界から注目された。以後リュイユは現代の生活にもマッチした新しいデザインを生み出し、’50年代にはミラノ・トリエンナーレで数多くの賞を受賞するなど、ガラスや陶芸と同様にフィンランドを代表するデザインのひとつとして評価を高めていった。現在では、デザイナーと織り手の協業に加え、作家自らが手がけた作品も多く、造形や素材もますます多様化が進んでいる。本展には、リュイユの個人所蔵家として著名なトゥオマス・ソパネン・コレクションが日本に初上陸。主に1950年代以降に手がけられた重要な作品約40点を展示する。なかにはエヴァ・ブルンメルや、ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストロム、リトヴァ・プオティラなど、リュイユが国際的な評価を得た時期に活躍したデザイナーの代表作も。作品はすべて手織りのもの。特に色彩の美にこだわって集約されているため、一本一本の色糸が点描のように組み合わさった美しいテキスタイルは、まるで北欧の風景を描いた絵画のよう。細部を見て初めてわかる精密な仕事にも圧倒されるはずだ。アイノ・カヤニエミ《おとぎの国》 2015年 トゥオマス・ソパネン・コレクション緻密な線の作品で知られる作家カヤニエミの鳥の羽をモチーフにした作品。エヴァ・ブルンメル《聖霊降臨祭のたきび》 1956年 トゥオマス・ソパネン・コレクション砂時計をアレンジしたデザイン。砂時計は限られた時間を真面目に生きるという意味で婚礼時などによく用いられた。ウフラ=ベアタ・シンベリ=アールストロム《採れたての作物》 1972年 トゥオマス・ソパネン・コレクション糸を使い分けて微妙な色の変化を表現したリュイユの魅力を凝縮したような作品。アクセリ・ガッレン=カッレラ《炎》 1899年(デザイン)/1983年(再制作) トゥオマス・ソパネン・コレクション曲線的で左右非対称のモチーフを配した革新的なデザインは、ベンチ用のラグとして作られた。メリッサ・サンマルヴァーラ《紅葉》 2020年 トゥオマス・ソパネン・コレクション質感の異なる素材を組み合わせた、不定形なフォルムが印象的な現代の作品。イルマ・クッカスヤルヴィ《ファサード》 1986年 トゥオマス・ソパネン・コレクション新しいテキスタイル・アートに取り組む作家クッカスヤルヴィの立体感のある作品。リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション京都国立近代美術館京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26‐11月28日(土)~4月16日(日)10時~18時(2/3、2/10、4/14を除く金曜は~20時、入館は閉館の30分前まで)月曜休一般430円ほかTEL:075・761・4111※『anan』2023年2月1日号より。文・山田貴美子Photo:Katja Hagelstam(by anan編集部)
2023年01月30日「リュイユ」とは、フィンランドの伝統ある織物の名称で、寝具や壁掛け、敷物などとして生活を彩ってきたテキスタイルのこと。そのリュイユの歴史を概観する日本初の展覧会が、京都国立近代美術館で、2023年1月28日(土)から4月 16日(日)まで開催される。今回紹介されるトゥオマス・ソパネン・コレクションは、フィンランド国立博物館と並び称される著名なリュイユ・コレクション。同展は、その所蔵品の中から、18世紀から現代までの作品約40点を厳選し、リュイユの歴史をたどる試みとなる。16世紀から寝具として身近にあったリュイユの歴史の転換期となったのは、1900年のパリ万博だったという。ロシア支配下のフィンランドが初めて独立したパビリオンを設けたこの万博で、画家アクセリ・ガッレン=カッレラがデザインした斬新な作品《炎》が、ナショナル・ロマンティシズムの一端を担い、リュイユが国家のアイデンティティを表す織物と見なされるようになったのだ。1917年にロシアから独立したフィンランドは、1950年代頃から、シンプルで美しく、機能的なデザインのプロダクトで国際的な評価を高めていく。ガラスや陶芸と並び、リュイユもその「フィンランド・デザイン」の一翼として、数々の国際展で受賞を重ねた。同展では、特に1950年代以降に国際的に活躍したデザイナーたちの代表作が多数並ぶのも見どころとなっている。色彩の豊かさや織り手の手技を間近で感じられるのも、大きな魅力だ。色の異なる1本1本の糸を織り合わせることで、まるで点描画のように多彩な階調の柔らかな色面が生まれるのが、リュイユの特色のひとつ。また、すべて手織りで制作された出品作からは、1879年の設立以来、伝統的な技術や装飾模様を守りつつ、新たなデザインの織物化にも取り組んできた「フィンランド手工芸友の会」の職人の真摯な仕事ぶりも見てとれる。写真では伝わらない微妙な色の階調と手技を、ぜひ会場で実見したい。ウフラ = ベアタ ・ シンベリ = アールストロム 《採れたての作物》 1972 年 トゥオマス ・ ソパネン ・ コレクション Photo: Katja Hagelstamイルマ ・ クッカスヤルヴィ 《ファサード》 1986 年 トゥオマス ・ ソパネン ・ コレクションPhoto: Katja Hagelstamリトヴァ ・ プオティラ 《赤い塔》 1960 年 トゥオマス ・ ソパネン ・ コレクションPhoto: Katja Hagelstamアイノ ・ カヤニエミ 《おとぎの国》 2015 年 トゥオマス ・ ソパネン ・ コレクションPhoto: Katja Hagelstamメリッサ ・ サンマルヴァーラ 《紅葉》 2020 年 トゥオマス ・ ソパネン ・ コレクションPhoto: Katja Hagelstam<開催情報>『リュイユ―フィンランドのテキスタイル:トゥオマス・ソパネン・コレクション』会期:2023年1月28日(土)~4月16日(日)会場:京都国立近代美術館4F コレクション・ギャラリー時間:10:00~18:00、金曜(2月3日・10日、4月14日除く)は20:00まで(入場は閉館30分前まで)休館日:月曜料金:一般430円、大学130円※金曜は夜間開館割引あり公式サイト:
2023年01月10日兵庫県三田市は、「三田(さんだ)」と音の響きが似ている「サンタ」に注目した「サンタ×三田プロジェクト」の一環として、フィンランドやその文化を楽しめる企画を実施します。2022年12月17日(土)はフィンランドの伝統的な装飾品「ヒンメリ」の制作体験、12月19日(月)には、「Zoom」でフィンランドにあるサンタクロース村を訪れサンタさんと交流できる「オンラインフィンランドツアー」を行います。いずれも参加には申込みが必要です。サンタヒンメリ三田市ホームページ: ■主旨三田市では、「三田(さんだ)」と音の響きが似ている「サンタ」を地域の魅力資源として活用し、寒い季節にまちのあちらこちらで開催されるさまざまな心温まるイベントを通じて、まちに賑わいを呼び込み、(1)地元市民の三田市への愛着を高め、(2)市外の三田ファンを増やすことを目指します。12月を「サンタ月間」と位置づけ、「みんなとつくるSANTA CITY」というコンセプトのもと、団体・事業者・学生・報道機関、そして多世代にわたる市民の皆さんら多様な主体が連携し、感染症対策に十分配慮してプロジェクトに取り組みます。■ヒンメリ制作ワークショップ(要申込)フィンランドの伝統的な装飾品「ヒンメリ」。素材(ライ麦)を種から栽培して作品の制作を手掛けるヒンメリ作家みなづき(福島淳子)さんに、制作への思いや魅力などを聞き、一緒にヒンメリを制作します!日時 :12月17日(土) (1)12:30~ (2)15:00~※所要時間90分~120分会場 :三田市役所本庁舎3階302会議室参加費 :1人1,500円(当日払い)内容 :・福島さんによるヒンメリのお話・八面体のヒンメリ制作・自宅で制作できるヒンメリキットの販売(希望者のみ)持参物 :はさみ、筆記用具定員 :各回10名申込方法:電子フォーム( )または電話(まちのブランド観光課 079-559-5012)にてお申込みください。■オンラインフィンランドツアー(要申込)フィンランドのロヴァニエミにある「サンタクロース村」を訪れ、リアルタイムでサンタさんと会えるオンラインツアー!(ご参加には「Zoom」のダウンロードが必要です。)日時 :12月19日(月) 19:00~20:00ツアー内容:・子どもたちからサンタさんへの質問コーナー・サンタさんからのクイズコーナー・サンタさんから子どもたちへのメッセージ など定員 :100アカウント※1台の端末で複数人が参加いただくことは問題ありません。参加費 :1アカウントにつき500円(別途通信費等も参加者負担となります。)申込方法 :市HP記載の募集案内をご確認のうえ、WEBフォームよりお申込みください。( )■お問い合わせ〒669-1595 兵庫県三田市三輪2-1-1 三田市まちのブランド観光課電話番号 : 079-559-5012ファクス番号: 079-559-5024Eメール : machibrand@city.sanda.lg.jp ■事業主体である三田市について兵庫県三田市は、兵庫県南東部に位置し、豊かな自然と美しい街並み、そして安心して子育てできる環境があり、大阪や神戸などの大都市からのアクセスも非常に良いまちです。食をはじめ、歴史や文化、レジャーなど、さまざまな魅力の中で心地よい暮らしが実現するまちです。ホームページ : ポータルサイト(さんだうぇるかむ) : 三田市公式Instagram(さんだスマイル): 三田市公式Facebook : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月12日サウナの国フィンランドで創業100年以上の歴史を誇るフィンランドリネンメーカー・ヨキピンペラヴァの日本総代理店である株式会社バーグマンは、2022年10月12日(水)公式ECサイトにてサウナグッズの販売を開始します。サウナ時間が楽しめるこだわりグッズが揃う公式ECストアでは、サウナハットやポンチョをはじめ、サウナ時間が楽しめるグッズを取り揃えています。サウナの本場フィンランドで愛され続ける天然素材を使用したサウナアイテムで、いつもより特別なサウナライフをお楽しみください。■製品へのこだわり1. 化学薬品不使用の原材料を使用ヨーロッパリネン連盟の厳格な基準をクリアしたものだけに与えられる「マスター・オブ・リネン」に適合した化学薬品不使用のオーガニック原材料を使用。厳選された麻糸で織られた生地は耐久性に優れており、両親から子供へと世代を超えて受け継ぎ、愛用されています。2. 世界最高水準の安全性厳しい有害物質検査をクリアし、最高水準の繊維である安全を証明する「エコテックス・スタンダード100」の原材料を使用。3. 世代を問わないタイムレスデザインフィンランドの著名デザイナーによる飽きのこないスタイリッシュなデザインは、いつの時代にも素晴らしい価値をユーザーへもたらし、フィンランドのみならず世界中のサウナ―に愛され続けています。■商品ラインナップ〇サウナハット全7種/4,180円(税込)~頭・毛髪をサウナの過熱から保護するためのハット。吸水性・速乾性に優れるリネンを使用しています。汗・水を吸水し、すばやく放湿してくれます。ハリのある生地感のフラット織と、タオル地でシャリっとした触り心地が特徴のテリー織といった各織種の個性のある触り心地を楽しめます。〇サウナポンチョ29,700円(税込)ベーシックなカラー、入浴・外気浴のときに着脱しやすいディティールにつくられたサウナポンチョ。地厚で丈夫ながらも、速乾性に優れ、さらりとした使い心地を実現します。〇サウナマット全8種/3,080円(税込)~遮熱性・吸水性に優れた天然リネン素材を使用したマットは、高温のサウナベンチから肌を守り、汗・水をすばやく吸水して清潔で快適なサウナタイム実現してくれます。また肌あたりのよい生地で、長時間座っていてもべたつきにくくストレスフリーな座り心地を体感できます。さらに家具に溶け込みやすいデザインで、サウナ以外の幅広いシーンでお使いいただけます。また、サウナヒーター世界最大手「HARVIA(ハルビア)」とのコラボグッズも取り揃え、サウナ―必見のアイテムが勢ぞろいしています。〇サウナクッション全4種/4,180円(税込)~サウナルームで背もたれや枕に使用するクッション。首や腰への負担を軽くして、楽な体勢でサウナを楽しめます。ソロサウナや長時間じっくりとサウナで楽しみたい方には必須のアイテムです。(画像はプレスリリースより)【参考】※ヨキピンペラヴァ 日本公式ECサイト
2022年10月14日サウナの国フィンランドで創業100年以上の歴史を誇るフィンランドリネンメーカー・ヨキピンペラヴァ(フィンランド)の日本総代理店である株式会社バーグマン(所在地:東京都港区、代表取締役社長:笠間 聖司、以下 バーグマン)は、2022年10月12日(水)公式ECサイトにてサウナグッズの販売を開始します。ヨキピンペラヴァ ブランドイメージ公式ECストアでは、サウナハットやポンチョをはじめ、サウナ時間が楽しめるグッズを取り揃えています。サウナの本場フィンランドで愛され続ける天然素材を使用したサウナアイテムで、いつもより特別なサウナライフをお楽しみください。ヨキピンペラヴァ 日本公式ECサイト: ■製品へのこだわり1. 化学薬品不使用の原材料を使用ヨーロッパリネン連盟の厳格な基準をクリアしたものだけに与えられる「マスター・オブ・リネン」に適合した化学薬品不使用のオーガニック原材料を使用。厳選された麻糸で織られた生地は耐久性に優れており、両親から子供へと世代を超えて受け継ぎ、愛用されています。マスター・オブ・リネン2. 世界最高水準の安全性厳しい有害物質検査をクリアし、最高水準の繊維である安全を証明する「エコテックス・スタンダード100」の原材料を使用。エコテックス・スタンダード1003. 世代を問わないタイムレスデザインフィンランドの著名デザイナーによる飽きのこないスタイリッシュなデザインは、いつの時代にも素晴らしい価値をユーザーへもたらし、フィンランドのみならず世界中のサウナ―に愛され続けています。■商品ラインナップ〇サウナハット 全7種/4,180円(税込)~頭・毛髪をサウナの過熱から保護するためのハット。吸水性・速乾性に優れるリネンを使用しています。汗・水を吸水し、すばやく放湿してくれます。ハリのある生地感のフラット織と、タオル地でシャリっとした触り心地が特徴のテリー織といった各織種の個性のある触り心地を楽しめます。サウナハット着用イメージライトゥリ・ホワイトベージュ(テリー織)ライトゥリ・ホワイトベージュ(フラット織)(上)ライトゥリ・ホワイトベージュ(テリー織)/4,950円(税込)(下)ライトゥリ・ホワイトベージュ(フラット織)/4,180円(税込)〇サウナポンチョ 29,700円(税込)ベーシックなカラー、入浴・外気浴のときに着脱しやすいディティールにつくられたサウナポンチョ。地厚で丈夫ながらも、速乾性に優れ、さらりとした使い心地を実現します。サウナポンチョ着用イメージサウナポンチョ(正面イメージ)サウナポンチョ(背面イメージ)〇サウナマット 全8種/3,080円(税込)~遮熱性・吸水性に優れた天然リネン素材を使用したマットは、高温のサウナベンチから肌を守り、汗・水をすばやく吸水して清潔で快適なサウナタイム実現してくれます。また肌あたりのよい生地で、長時間座っていてもべたつきにくくストレスフリーな座り心地を体感できます。さらに家具に溶け込みやすいデザインで、サウナ以外の幅広いシーンでお使いいただけます。また、サウナヒーター世界最大手「HARVIA(ハルビア)」とのコラボグッズも取り揃え、サウナ―必見のアイテムが勢ぞろいしています。サウナマット使用イメージサウナマット(リンキ・ホワイトグレー)サウナマット(カイク・ホワイトブラック)サウナマット(トゥーリ・ライトグリーン)サウナマット(ハルビア)サウナマット大(ハルビア)〇サウナクッション 全4種/4,180円(税込)~サウナルームで背もたれや枕に使用するクッション。首や腰への負担を軽くして、楽な体勢でサウナを楽しめます。ソロサウナや長時間じっくりとサウナで楽しみたい方には必須のアイテムです。サウナクッション(トゥーリ・ライトグリーン)サウナクッション(リンキ・ホワイトグレー)サウナクッション(ハルビア)■ヨキピンペラヴァ 日本公式ランディングページ開設同日、ECサイトと併せてランディングページの公開もスタートしました。当サイトでは、ヨキピンペラヴァの歴史やサウナの本場・フィンランドで選ばれる製品の魅力を凝縮した内容となっています。ヨキピンペラヴァ 日本公式ランディングページ: ヨキピンペラヴァLPトップ画面■会社概要会社名 :株式会社バーグマン代表者 :代表取締役社長 笠間 聖司所在地 :〒108-0073 東京都港区三田1丁目4番28 三田国際ビル13階設立 :1997年7月8日事業内容:ディンプレックス社・ハルビア社・ヨキピンぺラヴァ社・スカンジナビアンサウナ社 日本総代理店オールモストヘヴン社・キラミ社 日本特約店生活家電、暖房器、雑貨及び食品などの輸入および販売事業、コンサルティング事業資本金 :50,000,000円【各種URL】バーグマン コーポレートサイト ヨキピンペラヴァ 日本公式ランディングページ Instagram 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月12日フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトのドキュメンタリー映画『アアルト』が、2023年10月13日(金)に全国にて順次公開される。アルヴァ・アアルトの人生と作品に迫るドキュメンタリー映画『アアルト』は、アルヴァ・アアルトの人生と作品を巡るドキュメンタリー作品。世界的建築家、デザイナーとして活躍したアルヴァ・アアルトが2023年に生誕125年を迎えることを記念して公開される。“フィンランドのアカデミー賞”と称されるユッシ賞にて音楽賞、編集賞を受賞した映画だ。アルヴァ・アアルトは、建築や製品が、限られた人に向けたラグジュアリーなものではなく、デザインの力によってすべての人の暮らしが豊かになることを願い作品制作やデザインを手がけてきたアーティスト。使いやすさと優しさの共存する建築をはじめ、インテリア・家具・プロダクトデザインなどを制作し世に送り出した。アルヴァの妻・アイノとの物語にもフォーカス『アアルト』では、アルヴァ・アアルトの人生や作品にフォーカスするとともに、アルヴァと同じ建築家であった妻・アイノとの濃密な愛の物語も映し出す。アアルト夫妻が世界中にわたって物を創造していく過程とその伝説をどのように作り上げていったかを、アイノとの⼿紙のやりとりや、同世代を⽣きた建築家、友⼈たちなどの証⾔を盛り込みながら、まるで観客が映像ツアーに参加しているかのような独創的な映像で見せていく。作中には、スタッキング可能な3本脚が特徴の「スツール 60」や、イッタラのアイコンとも⾔える花瓶「アアルトベース」、初期の頃に⼿がけた建築デザインとして知られるヴィープリ(ヴィーボルク)市⽴図書館の様⼦など、様々なデザインの傑作が登場。アルテックの家具やイッタラ(iittala)の食器など、後世に残る名作の誕生秘話も必見だ。監督はヴィルピ・ スータリ監督は、フィンランドの映画監督ヴィルピ・スータリが務めている。ヴィルピ・スータリは、「幼い頃、アアルトが設計した図書館で過ごし、彼の建築の虜になった」と語り、長年アルヴァ・アアルトの映画を撮りたいと考えていたという。有楽町で“映画で旅するフィンランド特集”ヒューマントラストシネマ有楽町では、映画『アアルト』の公開を記念し、2023年9⽉22⽇(⾦)から9⽉28⽇(⽊)までの期間、“映画で旅するフィンランド特集”を開催。ムーミンを⽣み出したアーティスト、トーベ・ヤンソンの⼈⽣を映し出した『TOVE/トーベ』と、世界が忘れかけている“当たり前”の⼈間性を、⾟辣なユーモアと優しさを通じて描くアキ・カウリスマキの『希望のかなた』の2作品を上映し、フィンランドの魅力を発信する。【詳細】映画『アアルト』公開日:2023年10月13日(金) ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク 吉祥寺、シネ・リーブル梅田 ほか全国順次ロードショー監督:ヴィルピ・スータリ配給:ドマ原題:AALTO2020年/フィンランド/103分■『アアルト』公開記念「映画で旅するフィンランド特集」概要上映期間︓2023年9月22日(⾦)〜9月28日(⽊)上映作品︓『TOVE/トーベ』『希望のかなた』劇場︓ヒューマントラストシネマ有楽町 ※詳細は劇場まで問い合わせ
2022年09月16日フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルトの人生と作品を巡るドキュメンタリー映画で、フィンランドのアカデミー賞と称されるユッシ賞にて音楽賞・編集賞を受賞した『AALTO』が、邦題『アアルト』として2023年秋より全国公開されることが決定。併せて、ティザーポスタービジュアルが解禁された。フィンランドが生んだ世界的建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルト(1898-1976)が、来年2023年に生誕125年を迎えることを記念して公開される本作。彼の人生と生み出した作品を巡るドキュメンタリーであると同時に、アルヴァと同じ建築家であった妻のアイノとの濃密な愛の物語になっており、アアルト夫妻が世界を股にかけながら作品を創造していく過程と、その伝説をどのように作り上げていったかを、まるで映像ツアーに参加しているかのように体感することができる。監督は、長年アルヴァ・アアルトの映画を撮りたいと考えていたフィンランドの女性監督、ヴィルピ・スータリ。北欧を代表する建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルトは、どのような人生を歩んできたのか。どのようにして最初の妻であるアイノと出会い、ふたりで数々の傑作を生み出していったのか。彼らの手紙のやり取りを通して、これまで明かされてこなかったふたりの関係が余すところなく描かれている。また建築だけでなく、アルテックの家具やイッタラの食器など、後世に残る名作の誕生秘話もあり、必見の内容になっている。この度解禁されたポスターは、アトリエで共に作業するアアルト夫妻の様子を捉えたもの。このシンプルながらユニークなポスターの構図は、「私がいつも基準にしてるのは、“人間”だ。人間は、松や白樺と同じように自然の一部である。―アルヴァ・アアルト」と語り、自然がもつしなやかさをデザインに活かすことを常に大事にした、アアルト夫妻の想いを想起させるようなビジュアルになっている。『アアルト』は2023年秋、ヒューマントラストシネマ有楽町、UPLINK吉祥寺ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アアルト 2023年秋、ヒューマントラストシネマ有楽町、アップリンク吉祥寺、シネ・リーブル梅田、アップリンク京都、シネ・リーブル神戸、伏見ミリオン座、札幌シアターキノ、KBCシネマ1・2ほか全国にて公開© FI 2020 - Euphoria Film
2022年09月13日1881年、フィンランド南部のイッタラ村に誕生したガラス工場からスタートし、世界的なブランドとなったイッタラ。美しさと機能性をすべての人に提供するという理念のもとで歴史を重ねてきたイッタラの創立140周年を記念する展覧会が、9月17日(土)から11月10日(木)まで、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。これまでフィンランドのデザインを紹介する数々の展覧会に登場してきたイッタラだが、日本の美術館を巡回する大規模展は今回が初。約12,000点に及ぶ世界最大のイッタラコレクションを誇るフィンランド・デザイン・ミュージアムの企画により、同館のコレクションと、イッタラのアーカイブから貴重な作品を選りすぐって展観。展示総数は、なんと450点以上にも及ぶ。イッタラの歩みを象徴する20世紀半ばのクラシックデザインのガラスを中心に、陶器や磁器、映像やインスタレーションを通じて、イッタラの技術と哲学、デザインの美学に迫る同展はまた、ひとつのブランドとしての枠組みを超えて、フィンランドの社会や文化の発展や、より広範なデザイン史やライフスタイルの変遷をも反映する大きな視野をももっている。フィンランドを代表するデザイナーたちが登場するのも同展の大きな魅力だ。機能的でありながら有機的なフォルムのガラス器を生み出した建築家アルヴァ・アアルトをはじめ、イッタラに貢献した代表的なデザイナーに焦点をあてた展示では、個々の作家の個性も見ることができる。同展はフィンランド・デザイン・ミュージアムで2021年に開催された企画展を再構成した展覧会だが、日本での開催にあたり、イッタラと日本の関わりの紹介にも力が入れられている。1950年代から60年代にかけて訪日し、日本の文化と相互に影響を与え合ったデザイナーのカイ・フランク。21世紀になり、イッタラとのコラボレーションを行なったイッセイ・ミヤケやミナ ペルホネンの皆川明。そしてイッタラ表参道店の内装デザインを手がけた建築家の隈研吾。こうした交流を見ることで、イッタラの世界がよりいっそう身近に感じられることだろう。《アメリコンスカ》型ガラス、1913年©Design Museum Finland, Photo: Johnny Korkman《i-ライン》の広告イメージ、1956年©Design Museum Finland, Photo: Pietinen《アアルト ベース》アルヴァ・アアルト1936-1937年©Design Museum Finland, Photo: Johnny KorkmanPhoto: Anton Sucksdorff【開催概要】『イッタラ展フィンランドガラスのきらめき』会期: 2022年9月17日(土)~11月10日(木)会場: Bunkamura ザ・ミュージアム開館時間: 10:00−18:00 毎週金・土曜日は21:00まで (入館は各閉館時刻の30分前まで)休館日: 9月27日(火)料金:当日一般1700円、大高1,000円、中小700円/前売一般1,500円、大高800円、中小500円※前売は9月16日(金)まで発売※日時指定予約優先Bunkamura HP内本展特設ページ:
2022年09月05日フィンランドのサンナ・マリン首相(36)が大炎上している。現在はチリのガブリエル・ボリッチ大統領(36)にその座を譲ったが、かつて史上最年少の国家指導者として注目を集めたマリン首相。議員やキャスターなどとパーティで激しく歌い踊る動画がソーシャルメディアで流出し、野党などから激しい批判を浴びているとフィンランドのIltalehti紙が伝えた。動画ではコカインについて叫ぶ声も聞こえることから、連立与党を組んでいる中央党のミッコ・カルナ議員は、マリン首相に薬物検査と結果の公表を求めているという。マリン首相は18日の記者会見で薬物疑惑については否定。「隠していることは何もありません。踊って、歌って、祝って……私がしたのは合法的なことだけです。深酒もしていません」と主張した。また会見では、プライベートな映像が流出してしまったことについて「撮影されていたのは知っていました。公開されることはないと信じていたのに、残念です」とリーク元に怒りを滲ませた。?
2022年08月19日ショルダーバッグ(S/ブラック)2万900円株式会社ルックが展開するフィンランドのデザインハウス マリメッコ(Marimekko)は、ウニッコ柄やブランドロゴ入りストラップなど、マリメッコのアイコンを詰め込んだ新しいバッグシリーズ Wear All Day bag を発売。2022年8月8日、世界各国および日本国内全店での発売に先がけ、8月3日よりマリメッコ松屋銀座店にて先行販売を開始します。バックパック(L/ウニッコ) 4万4,000円タイムレスなデザインでありながら今の気分も漂うWear All Day bag。フェミニンさと機能性を兼ね備えた二面性、そしてレザーのアクセントが光るデザイン。マリメッコの代名詞的存在とも言えるウニッコ(ケシの花)柄やマリメッコロゴなど、アイコニックなデザイン要素を新たな形で取り入れた新作バッグシリーズは、様々なスタイリングに取り入れやすいのも魅力。シルエットはバックパック(S、L)、ショルダーバッグ(S、L)の4種類。カラーはブラウン系のウニッコ柄、ブラックの無地の2種類で登場。ショルダーバッグ(L/ブラック)2万8,600円Wear All Day bag 世界先行発売国内全店、および世界各国での発売に先駆け、8月3日、マリメッコ松屋銀座店にて先行販売を開始。マリメッコ松屋銀座店東京都中央区銀座3-6-1 松屋銀座 7F03-3566-6033松屋銀座では、いち早く Wear All Day bag を手に取っていただけるほか、地下通路のショーウィンドウでは今季のイメージビジュアルと共にWear All Day bag 全アイテムをご覧いただけるディスプレイを開催(8月3日 - 8月22日まで)。
2022年08月01日