奥平大兼がアニメ声優初挑戦! 実写とアニメが交錯する『ワンダーハッチ ‐空飛ぶ竜の島‐』
アニメと実写のお芝居をどう演じ分けましたか?
タイムはアニメの世界から出てきたので、最初の頃は特に、いつものお芝居ではやらないようなアニメっぽい動き、例えば大きく腕を組むように意識したり、あえてセリフっぽく喋るようにしていました。アニメに声を入れたのは、実写パートの撮影後でしたが、お芝居をつなげるのはそれほど大変ではなくて。アニメ制作チームは、実写を見ながらタイムの動きなどを作ってくれたりと、役者たちがやりやすいような環境を整えてくれました。ありがたかったです。
――初めてのアフレコの感想は?
いつもは表情や体も使ってお芝居をするので、声と声のトーンだけでしか表現できないのは大変でした。アニメの動きに、セリフのスピードや間を合わせるのは、めちゃくちゃ難しくて。それと、今までの作品ではセリフを結構自由に変えさせてくれていたので、決められたセリフでお芝居をすることはあまりなくて。大変だったけど、でもいい経験になりました。
――普段は、アドリブも多いということですか?
はい。突拍子もないアドリブではないけど、デビュー当初からそうでした。台本上ではしっくりくるように見えても、実際に演じてみると、この役はこういう言い方をしないなとか、こういう言葉は使わないだろうと思うことが出てくるんですよね。