2024年1月17日 20:00
福士蒼汰「なるべく嫌われるように演じたい」 岡崎紗絵と新ドラマ『アイのない恋人たち』を語る
読みながら、もうその情景が映像でイメージできるぐらい面白くて、一気に読み終えました。それぞれのキャラクターもすごく濃いので、この7人が実際に集まったらどうなるんだろう、という興味が止まらなくなったんです。
――今作で、福士蒼汰さんは売れない脚本家・久米真和を、岡崎紗絵さんはブックカフェを経営する今村絵里加を演じている。
福士:夢に向かうことで自分を正当化しようとしている真和は、自分はみんなとは違う、と自らを棚にあげて人を遠ざけているような人。“一番未熟な長男”のようなイメージです。そんな言い方しなくても…という発言をしてしまう人なので、なるべく嫌われるように演じたいと思っています(笑)。
岡崎:絵里加も、他人や家族との距離感を詰められない女性です。結婚には縁がないと思っていて、一人で生きていくと決めているようにも見えますが、でも心の底では誰かと繋がっていたいと思っていて。
そんな絵里加に共感するところは、衝動的ではなく、何か考えを持って行動するところかな。福士:いろんな考えを持って生きている7人には、僕たちだけではなく見ている方にとっても、どこかリアルに映る部分があるのかも。
岡崎:そう思います。