ヤーレンズ「昨日今日に出てきたけど、絶対に昨日今日に始めたわけではない」
出井:そう、僕は自己肯定感は高いけど、自己評価は普通くらい。でも相方は、自己評価は高いのに自己肯定感が低く、外からの評価がないとストレスに苦しみ、自分のことも嫌いになるんです。僕のことは好きっていうのもおこがましいくらい憧れてるはず。いいな、俺も憧れの人と漫才したいな~。
楢原:お笑いのことや適性を教えたのは僕ですよ?しかし、よく僕みたいなお笑いの化け物についてきたな!
出井:お前こそ、よく俺みたいなNo.1ツッコミをつかまえたよ!
――最後に、同じ企画に登場するモグライダーさんの魅力を教えてください。
楢原:僕は相方に対して“こういうことを言ってくるだろうな”という信頼があるけど、芝さんはともしげさんに対して、そういう信頼はないというか。
出井:“予想の範囲外のことをしてくるぞ”という信頼だからね。
楢原:ともしげさんも、実は自分で笑いを取ろうとしていて。
「芝くんに感謝してる」と言いながら、芝さんの活躍を見て歯ぎしりをするような人間味があるんです。お互い何が起こるかわからないと思っているはず。
出井:原始的な漫才の形は、バカな方が大間違いを起こし、もう一人が訂正してツッコむというものですけど、モグライダーはまさに漫才の保守本流だと思います。