水上恒司「すごくいい時間を過ごせる」 バンクシーの超話題作も見られる注目の展覧会
――アートを見て、感じて、蓄積したものが、演じるときに内面からにじみ出てくるという感じでしょうか。
水上さんそうですね。努力だけではどうしようもない部分だと思います。同じMUCA展を見たとしても、人によって感じ方や見方は全然違いますよね。また、単に芸術に触れればいい、という話でもないと思います。
すごくいい時間を過ごせる
――創作活動と俳優業の両立で、大変なことはありますか?
水上さん絵を描くのは職業にしていないので、負担ではないし、大変とは思わないです。僕の中での軸は芝居ですから。時間があるとき、描きたいときに描くという感じです。
――創作は、ゼロから生み出すので壁にぶつかるときとかありますか?
水上さん芝居のほうでは、こうしたいけれどわからない、という感じで壁にぶつかることはあります。仕事の場合はそうなりますが、創作活動は趣味なので、壁にぶつかることもなくて、楽しんで描いています。
――今後、創作で挑戦してみたいことはありますか?個展などの予定は?
水上さん3Dの彫刻作品はやってみたいですね。彫刻刀を使って、手で彫り出していく創作物をつくってみたいと思っています。個展は、今のところは考えていません。