デビュー9年目、藤原さくら「今でも一番好きなアーティストはポール・マッカートニー」
モンゴルの民族楽器なんですが、小学校の時、国語の教材だった「スーホの白い馬」に出てきていたので気にはなっていたんです。私、ワールドミュージックが大好きなんですが、ある時YouTubeでモンゴルの人間国宝のおじいちゃんが馬頭琴を演奏している動画を見て、その音色にすっかり魅了されて。これ弾けたら超カッコいいじゃん、って思って始めました。弦や弓が馬の尻尾でできていて、毛の本数によって音色が変わるところもすごく興味深いです。
――いつかライブで聴いてみたいです。ところで、これまでどんな音楽遍歴を辿ってきましたか?
幼少期によく聴いていたこともあって、今でも一番好きなアーティストはポール・マッカートニーなんですが、いろんな音楽を聴くようになり、声が魅力的な女性シンガーに憧れるようになりました。小学生の頃からYUIさんにも憧れたし、ノラ・ジョーンズをはじめジャズシンガーなど幅広いジャンルを聴くようにもなって。クレジットで見た謎の楽器に興味を惹かれて民族音楽に夢中になったりもしました。
――なるほど、それで馬頭琴も。いろんなジャンルに挑戦する行動力も素晴らしいです。
私、小さい頃から興味がいろんなところに向くタイプなんです。