14歳の少女がスーパースターと恋愛関係に…ソフィア・コッポラ監督が語る新作の裏側
プリシラから見た彼をどのように描きたいと考えましたか?
監督プリシラにとってはロマンティックな人ですが、同時にすごくもろい部分を持っているとも感じました。だからこそ、彼女もどうにかしてあげたいという思いがずっとあったのではないかなと。演者として公でパフォーマンスをしている姿よりも、彼女はエルヴィスの人間的な部分を見ていたのだと思います。
日本の文化と一緒に育った感覚がある
―日本に対しての印象もおうかがいしたいのですが、日本での撮影を経験されているだけに、監督にとっては縁がある国ではないでしょうか。
監督そうですね。日本に初めて行ったのは6歳くらいでしたが、その後も家族と一緒に何度も訪れているので、日本の文化とともに育ったような感じすらしています。日本の好きなところは、モダンでありながら美しい伝統と見事に両立しているところです。
本作の公開時期に行けないのは残念ですが、今年の後半にはもしかしたら日本に行けるのではないかなと考えています。
いつも日本の友達にいろんなところへ連れて行ってもらっていますが、文房具屋さんを見たりするのが好きです。
―監督にとって、創作の源となっているものは何ですか?今後どのような作品に取り組みたいと考えているのかを教えてください。