舘ひろし「頑張ることこそが年を取った男のカッコよさ」 柴田恭兵と語る8年ぶりの『あぶない刑事』
すごいんですよ、恭サマは。僕はね、彼の横でふにゃふにゃしてるだけなんです。
――本当に、タカとユージのようにいいコンビネーション…。
柴田:僕と浅野さんとトオルで、舘さんのわがままを支えているんです(笑)。
――ちなみにお話ししていただける範囲で、舘さんのわがままエピソードを教えてもらえますか?
舘:「8時からデートだから、6時に撮影を終わらせてほしい」って言ってた日があったんですよ。でもどんどん押しちゃって、全然終わらない。で、我慢できなくなっちゃって、「デートがあるから帰ります」って、帰っちゃった。
――柴田さんはなんと?
柴田:「しょうがないなぁ」(笑)
舘:優しいでしょ?恭サマ(笑)。
――ご自身の俳優ヒストリーの中で、『あぶない刑事』はどんな意味を持つ作品ですか?
舘:僕にとってはまず、「代表作が持てた」という意味で、この作品に出合えたことは本当に幸運だったと思います。俳優の名前を見て「この作品!」というものを持てることって、実はなかなかないんですよ。
柴田:若いときは、この作品がヒットしたからこそ、「もっと違う自分を見せたい」とか「また別の素敵な作品に出合えるだろう」