「変わった趣味があっても構わない」結婚相談所を運営する「掟ポルシェ」が語る令和の婚活事情
――いまは恋活系や婚活系アプリなどで、手軽に出会いを求める人も多そうです。
掟無料のアプリを使って相手探しをする人もいますよね。でも、それで傷ついている人も意外に多くて。アプリだと手軽に肉体関係だけを持つ目的の人も多くいて、結婚を見据えた本気の恋愛を求めて始めると、温度差があってうまくいかないといった話をよく聞きます。結婚相談所のいいところは、みんなが結婚するつもりでいること。それなりの金額の登録料を払う必要があったり、国が発行する独身証明書の提出が必要だったり、遊び目的の既婚者が紛れ込めないシステムになっていて、そのぶん安心感があるかと思います。
――結婚相談所を運営されて約1年経ちました。会員の方はカルチャー好きな方が多そうですね。
掟夫婦で顔出しして活動していますので、僕らのことを知らないでやってくる人は誰もいないです。いわゆる一般的な結婚相談所に入るには照れがあったけど、「掟がやっているから面白そうだな」とか、たとえば変わった趣味があっても構わないと打ち出しているので、「それなら自分のこともわかってくれそうだから入会してみよう」となる方が多いですね。
大手の結婚相談所では、オタクやサブカルといったちょっと偏った趣味を隠すように指導したりは意外とあるようで、健康的で聞こえが良い趣味をプロフィールに書くよう言われる風潮もまだあるようです。