「変わった趣味があっても構わない」結婚相談所を運営する「掟ポルシェ」が語る令和の婚活事情
だからこそ、特に自分のスペックにあまり優位点がない人ほど、数を打つことが大事。
うちは全国の結婚相談所を束ねるIBJ(日本結婚相談所連盟)に加盟しておりまして、登録会員総数8万6千人(2024年5月現在)の中から、システムを使って結婚相手を自由に探していただくことが出来ます。自分たちの相談所の会員同士を引き合わせるわけではありません。
かわむらさんは1000人の男性にお会いになったそうですが、1人目よりも1000人目の男性に対してのほうが、ちゃんとしたコミュニケーションが取れるようになってきますよね?
――そうですね、良くも悪くも婚活が長くなると、接し方もアピールの仕方もだんだんとわかってきたところがありました。
掟結婚相談所も同じなんです。たくさんのお相手に会うことでお見合い慣れしていくことが出来ますし、人への評価を相対的なものにしていけます。私どもでは、たくさんお見合いを申し込めるように、ひと月の申し込み上限を「100人」と「200人」のコースに設定しています。まずはお相手に会わないことには話が進まないです。
相手に合わせて話を聞くことが夫婦円満のコツ
――現在は結婚したい男女を後押しされる立場の掟さんですが、掟さんと奥様のなれそめといえば?
掟90年代に編集者として仕事しようと思って、ある出版社の雑誌編集部に潜り込んだんですが、当時はなかなか過酷な勤務状態だったので恥ずかしながら3日で脱走して。