シュールなアートにしびれる! 巨匠デ・キリコの作品100点以上が集まる展覧会
彼は1930年代から1960年代にかけて、ヨーロッパの有名な劇場でオペラやバレエなどの舞台美術や衣装を制作しました。
デ・キリコはニーチェやショーペンハウアーなどのドイツ哲学にも影響を受けて作品を制作しているので、作品解説を読むと、少し難しく感じることもあります。なので、とにかく美術館で実物を見るのが一番です。本来、あるべきでない場所にビスケットが描いてあったり、ありえない組み合わせのモチーフが並んでいたりするので、見ていると奇妙な感覚に陥ります。その違和感をぜひ楽しんでください。
グッズもシュール!
ミュージアムショップ© Giorgio de Chirico, by SIAE 2024撮影:山本倫子
最後の特設ミュージアムショップでは、デ・キリコの作品がグラスやステーショナリー、トートバッグなどさまざまなグッズになっています。
特にかっこいいのは、Tシャツ。絵画の中に描かれている三角定規のモチーフがデザインされ、クールでシュールです。
色も、作品に出てくるカラーが使われているので、デ・キリコの世界観をそのまま身につけることができます。
神秘的で謎めいていて、夢の世界のようなデ・キリコ作品が楽しめる本展は8月29日まで開催。