後藤輝基「第一声が姉ちゃん」 藤井隆プロデュースの2ndカバーアルバムレコーディング秘話
「あ、そうなんや!」と。それが藤井さんのアンテナに引っかかったらしいですよ。
――藤井さんは、後藤さんがGOTO名義で発表された楽曲も音楽的に好きだったそうですね。
後藤:そうでしたね!いや、言うたってバラエティ番組から生まれた曲ですから「何を歌ってんねん、こいつ」みたいな反応になるはずなんですけど「音楽としてすごい好きやねん」と言ってもらいましたね。そんなこんなで藤井さんが熱を帯びだし、プロデュース第1弾として、本田美奈子さんの「悲しみSWING」のカバーをリリースすることになりました。
――その後、1stカバーアルバム『マカロワ』をリリース。反響は?
後藤:『ゴッドタン』の「芸人マジ歌選手権」とか、バラエティのイチ要素として歌うことはありましたけど、それとは全く違うアプローチに驚かれましたね。藤井さんのアイデアでギターを封印し、選曲も女性の曲が中心でしたから。
――『マカロワ』は後藤さんの艶やかな歌声を堪能できると、女性からの評判も高いですよね。小池栄子さんは「初めてカッコいいと思った」と藤井さんに連絡されたそうで。『土曜はダメよ!』で20年ご一緒されている女性作家さんも「初めて好きになった」