後藤輝基「第一声が姉ちゃん」 藤井隆プロデュースの2ndカバーアルバムレコーディング秘話
そこのセンスも藤井隆ならでは、ですよね。
――ならではといえば、藤井さんはレコーディングのディレクションがかなり独特なんですよね。
後藤:普通は「もうちょっと強く歌って」とか「明るめな感じで」と言うんでしょうけど、「悲しみSWING」の時は「いままで歌を歌ったことがなかったベテラン俳優さんが、周りから『歌ってください』と囃し立てられて、自分が出ていないドラマの主題歌をスタジオで歌う。そしたら『うわー、素敵!最高です!』『本当にこれでいいの?じゃあ、またね』と帰っていく感じで歌って」と…いや、どう歌うねん!でも、そんなこと言ったら埒が明かないので「わかりました」と言って、マイクの前に立ちましたけどね。
――ハハハ!わかってないけど。
後藤:ええ(笑)。今回だとスターダストレビューの「想い出にかわるまで」かな?「この主人公は肩をすぼめて、凍えそうな感じで襟を立てながら歩いてんねん。でも、着てる服は夏服やねん」って。
全くわからん!毎度のことですけど、言いましたよ「わかりました」って。
――サウンドプロデュースを務めたONIGAWARAの斉藤伸也さんからは、どんなアドバイスを受けましたか?
後藤:リズムのレクチャーを受けることが多かったですね。