夏のベスト室温&湿度は? イヤ~な“湿度”のお悩み&最強対策法
暑くて湿度が高い、それだけで不快になる!そう感じる理由と解決法を解説します。
冬は味方の湿気だけど、夏場は不快な厄介者に?!
肌はベタベタ、空気はジメジメ。洗濯物は乾かないし髪もさっぱりまとまらない…。冬には私たちの体や肌を潤してくれた湿気ですが、梅雨から夏の時期には、もはやただの敵。
「空気中に存在する水蒸気=湿気の量は気温によって変わります。単純にいうと、気温が高いほうが水蒸気を多く保持できる。夏の湿度が高いのはそういう理由から。日本の本州以西は温暖湿潤の気候に属し、夏場には太平洋側から水蒸気たっぷりの風が吹いてくる。
日本の湿度が高い理由はそういった気候の影響が大きいんです」
と言うのは、大学で熱環境を研究している齊藤雅也さん。確かに、夏のうだるような暑さ、外にいるときには避けようもありません。
「でも室内は、家電の力を借りれば快適に過ごせます。キーワードは、除湿と空気の循環。エアコンとサーキュレーターとを上手に使えば、暑さもジメジメもしっかり対処できます」(家電ライター・石井和美さん)
なぜ湿度が高いと過ごしにくいのか、また夏のベストな室内の温度&湿度はどのくらいなのかを建築環境学から導き出し、そのために活用したいおすすめのサーキュレーターをご紹介。