くらし情報『不動産会社の経営者が教える! 生活動線から考える「選んではいけないNG間取り」』

不動産会社の経営者が教える! 生活動線から考える「選んではいけないNG間取り」

収納スペースが少ないと、物が出しっぱなしになり、雑然としたリビングや廊下になってしまいます。

回遊動線ありきで間取りを決めると生活スペースが犠牲になり、暮らしにくくなる恐れがあるので注意が必要です。

NG2 コストが高くなる
回遊動線を取り入れると、通路やドアが増えるため、材料費や施工費など建築コストが高くなる傾向にあります。

回遊動線をつくるためは広いスペースが必要です。延床面積が大きくなると、その分、建築費用も高くなってしまうのです。

また、開放感を意識しすぎると壁面が減ってしまい構造上弱くなってしまう可能性も。安全面を考慮し、耐震構造対策をすればさらに建築費の増加につながります。

回遊動線を検討する際には、費用対効果をしっかり考えましょう。


NG3家族のプライバシーが確保しづらい
回遊動線を取り入れる場所を考慮しないと、家族のプライバシーが保たれない場面が出てしまいます。

たとえば洗面脱衣所に複数の出入り口をつくると混雑が緩和されて便利になる一方、人が頻繁に出入りすることになり、お風呂でゆっくり過ごせないと不満に感じる家族がいるかもしれません。

また子ども部屋など個室も、プライバシーの観点から回遊動線に組み込むのはおすすめではありません。

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