くらし情報『不動産会社の経営者が教える! 生活動線から考える「選んではいけないNG間取り」』

不動産会社の経営者が教える! 生活動線から考える「選んではいけないNG間取り」

たとえば朝の時間帯、混雑しがちな洗面脱衣室に2か所の出入り口をつくることで、渋滞を緩和することができます。

また玄関から直接、洗面脱衣室やお風呂にアクセスできるようにしておけば、外遊びで汚れた子どもがリビングを通らずにお風呂に直行することができる。リビングが砂や泥で汚されることもなく、来客中なども気にせずに済みます。

さらにキッチンと洗面脱衣所、ベランダを回遊動線でつなぐと、ストレスなく洗濯物を干すことができて便利ですし、小さいお子さんがいる人は、お子さんの様子を見守りやすいのも魅力です。

通行を妨げないように、壁が少ない間取りとなることから、実際のスペースよりも広く感じられるのもメリットといえそうです。

――それでは、デメリットとは?

石岡下記にまとめてご紹介しますね。

NG1収納スペースが少なくなる
回遊動線のある間取りにした場合、通り抜けのよさを重視するため、入り口を複数設けることになります。 そうなると壁面が減り、収納棚やクローゼットなどを設置するスペースが少なくなってしまいます。


大型のクローゼットや、ウォークイン・クローゼット、ウォークスルー・クローゼットなどが備わった物件を選んだり、設計してつくったりしておけばいいのですが、そうでない場合、収納スペースが不足してしまう可能性があります。

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