好きなことに没頭して癒されよう! 編み物、塗り絵、写経…没頭ティップス8つ
深く深く没頭していくことで、高みに上る、そのプロセスが大事。
知識の深化、あるいは技術の向上。それがあって初めて、フロー状態を経験でき、その先の幸せに手が届く、と浅川先生。
「チクセントミハイも書いていましたが、簡単なこと、あるいは同じことをただただ漫然と繰り返していても、フロー状態に入れません。その行為に対して興味を持ち、やり込むことで、能力を高めていくことが重要。つまりフロー体験とは、学び、高みに上っていくことでもあるんです」
自分の能力に合った活動に没頭し、結果に対する即座の評価が必要。
でも、ただ好きなことをやるだけでは、充実感を得たり、幸せを感じられたりするわけではない。
「行う活動が、自分の能力をフル稼働する必要があるような難しいものであり、なおかつその行為の瞬間瞬間にクリアな目標があり、行為に対する即座の評価が得られること。
このプロセスが、フローを生み出します。現代なら、SNSで成果をすぐにアップし、即座に“いいね”をもらうのもいいでしょう」
フロー体験の芽はあちこちに。好奇心を働かせ、没頭の種を探そう。
つまり、フローを体験するには、自ら興味を持ちすべての心理的エネルギーを投入できる“何か”の存在が必要。