出されたお茶を飲むのはNG?【ビジネスマナー】「謎マナー」の実態と正しい対応とは
「これって本当に必要?」と思うことも多い日本のマナー。時代の変化とともにマナーの基準も変化していきます。では、今では「古いマナー」「謎マナー」になってしまったマナーにはどんなものがあるのでしょうか?今更聞けない古いマナーについて、秘書歴約15年でマナーに詳しい、能美黎子さんが説明します。
古いマナー
【元社長秘書のマナー講座】vol. 44
マナーは、ビジネスに関わらず相手を思いやる気持ちを表現するためのコミュニケーションの一環としてとても大切なものです。しかし、その形は時代や環境に応じて変わっていきます。特にビジネスマナーにおいては、「そのビジネスマナー、本当に必要?」「そこまで気にすること?」「正直、面倒」と疑問や不満を感じている人も少なくないのではないでしょうか?
例えば、お辞儀ハンコと言われる「ハンコは隣の上司に向けてお辞儀をしているように傾けて押す」といったマナーなど、古いマナーとされるものや謎マナーと言われることも多くあります。そこで、今回はこれってどうなの?というみなさんの疑問である「古いマナー」について、Q&A形式にてご紹介します。
これってマナーなの?古いマナーQ&A
Q1.お酌をする際、ビールのラベルは必ず上にする
A.ラベルを上に向け、相手からも見えるようにしてお酌をするのが無難
お酌をする時は、ラベルが相手に見えるよう底に近い部分を右手で持ち、左手を注ぎ口付近にあて、ラベルを上に向けるのがマナーだと言われています。