過去の上司と転職先で遭遇… 希望に満ちた30代女性を襲った「予想外の悲劇」とは【前編】
過去にトラブルになった相手と、転職後に望んでいない再会を果たすこともあります。30代で転職をし、過去に折り合いが悪かった上司と取引先の関係になってしまった女性のエピソードを、メンタル心理カウンセラーの並木まきがお届けします。
人間関係を理由に退職…遠回りをして手に入れた理想の環境
絢子さん(仮名・30代)は、過去に勤めていた会社を上司との折り合いが悪いことを理由に退職。その後、何社か勤めたのちに「ここだ!」と思える会社と出合い、念願だった業種に転職を果たしたそうです。
「やっと理想の職場を見つけたって感じで、採用されたときにはとても嬉しかったです。それまでも、ずっと夢だった仕事に近い業種では働いていたのですが、やりたかった職種ではなかったんです。
遠回りしながらも夢が叶って、当時の私は“これから頑張るぞ!”という気合いに溢れていました」
会社の風土にも満足しやる気に溢れる日々
長く働こうと決めていた新しい職場は人間関係にも恵まれ、絢子さんは毎日の出勤が楽しくて仕方なかったとのこと。建設的な意見を出せば、先輩や上司が耳を傾けてくれる社風も気に入っていたそうです。
「若手や中途で入った社員の希望や意見もきちんと聞いてくれる人ばかりだったので、私は思い切って、ずっと担当したいと思っていたある会社の名前を出して、“必死でやるから、今度のプロジェクトのメンバーに入れてほしい”とお願いをしてみました。