くらし情報『不動産会社の経営者が教える! 家族とコミュニケーションが取りにくい「よくあるNG間取り」』

不動産会社の経営者が教える! 家族とコミュニケーションが取りにくい「よくあるNG間取り」

また、最も一般的な間取りのため、物件数が多く、選択の幅が広いです。

その他、キッチン、バス、トイレ、洗面所など、水回りの設備が中央に集まっていることが多いので、水回りの手入れやメンテナンスがしやすく、トラブルが少ないのも特徴です。

また、廊下によって各部屋が隔てられているので、夫婦の仕事部屋、子ども部屋などとして利用でき、家族のプライバシーを保てるのもメリットと言えそうです。

――それでは、デメリットを教えてください。

石岡下記にまとめて紹介しますね。

デメリット1採光性に欠けた部屋がある
「田の字型」の間取りは、リビングがバルコニーに面しているため、リビングの日当たりがよい傾向にあります。その一方で、共用廊下に面した2部屋にはほとんど日が入らないのが大きなデメリットです。

とくに地下や1階であれば、湿気やすくカビやすい場合も。
通気のために窓を開けておけばいいと思うかもしれませんが、共用廊下と接しているため、外から室内が見えてしまう場合もあるのです。共用廊下を挟んだ向かい側に階段やエレベーターなど光を遮るものが少ない部屋を選ぶ、またレースカーテンやブラインド等を使ってプライバシーを確保する、といった対策が必要になります。

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