ずん・飯尾和樹が考える“大人の男”の魅力とは? リスペクトする明石家さんまのエピソードを語る
その時はまっすぐ家に帰れず、近所の公園のベンチに座っていたっけ。ふと空を見上げたら、月がまん丸でね。“いや、今日辞めるわけじゃないんだから。次だ次!”と思って帰りましたよ。スベったら次にウケて取り返すしかないし、それを繰り返していくのが芸人という仕事。でもその先にはゴルフ場が待っていて、広い空と豊かな自然が活力をチャージさせてくれるんです。仕事って基本的にはアウトプットだから、そういうチャージの時間はやっぱり必要。そこでひらめきが降りてくることもありますしね。
といっても、昨日の森とのゴルフでは一切ひらめかなかったですが(笑)」
ゴルフ同様、いい時もあれば悪い時もあるのが人生。ミスをしても笑いを忘れず、景色を楽しみながら次の一打を打つ。
「スベることもイライラすることもあるけれど、結局それも生きている証しなんですよね。それに自分は好きなことをやらせてもらえているので、何が起きても最終的には仕事を続けていられる幸せのほうが強いのかなって思っています」
いいお・かずき1968年12月22日生まれ、東京都出身。2000年に相方のやすとお笑いコンビ・ずんを結成。出演映画『ラストマイル』が8月23日より公開予定。