新感覚の展示が話題! 『チームラボボーダレス』がサウジアラビアにも誕生
最新のテクノロジーを駆使した表現で人々を魅了しているアートコレクティブ・チームラボが、今年2月、麻布台ヒルズに「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」をオープンした。作品ごとの境界をなくし、連続する一つの世界を表現。70以上の作品群や、作品と鑑賞者が作用し合うという新感覚の展示が話題を呼び、国内外から多くの人が鑑賞に訪れている。こうしたコンセプトにたどり着いた経緯や、「ボーダー」というものの捉え方、さらに、サウジアラビアに誕生した「チームラボボーダレス ジッダ」のことまで、チームラボの工藤岳さんに聞いた。
作品ごとの境界線がないアートに体ごと没入!
チームラボ《マイクロコスモス‐ぷるんぷるんの光》©チームラボ
「ミュージアムの中に自然界を再現し、僕たちが心を動かされた世の中の美しいものや面白いものを他の人と共有したいという想いから、『チームラボボーダレス』は始まりました。境界線とは、人間がこの世界や物事を認識するために作り出した一つの方法だと思うんです。たとえば、『森』を理解しようとする時、“森とは、木がたくさんあるところだ。木とは、枝や葉があるものだ。