Night Tempo「もっと面白い音楽を作り出していきたい」韓国から日本へ
――16曲が収録されていますが、選曲の基準は?
まず何十曲も曲を書き、そのなかでも今回のテーマにフィットしている曲を16曲選びました。歌ものや、キープしていた好きな曲、前からやってみたかったナレーションのものなどを取り入れています。インストの曲は、僕が日本で初めてDJをやってから仲の良いギタリストとベーシストの友達に参加してもらいました。
――アルバムにゲスト参加する女性歌手のかたの決め手は?
雰囲気と人柄と実力です。たとえば当時のアイドルのかたは、ご本人は「歌はヘタだよ」と言うんですが、いま聴いてもみなさんうまいんですよ。そもそも当時といまではアイドルの基準が違う。いまはネットに誰もが気軽に活動をアップして、「私はアイドルです」と言えばそれだけで表面上はアイドルになれる時代で、プロになるハードルが低い。だけど当時は全国区でいろんな人と競争して勝ち上がっていかないとデビューできないから、プロになるハードルが高い。
生き残った人だけが出てきているから、みなさん実力があるんです。
――そんな歌手のかたも参加された今作は多彩な内容ですが、Night Tempoさんはいつもどんなふうに曲作りをされていますか。