Night Tempo「もっと面白い音楽を作り出していきたい」韓国から日本へ
――その後、昭和の名曲を令和にアップデートする「昭和グルーヴ」シリーズを経て、2021年にご自身としてのメジャーデビュー、2023年にはプロデュースを手掛ける「FANCYLABO」もデビューしました。何か心境の変化はありましたか?
自分が思う作品を作り上げたいと思ったときに、お話を聞いてくださるかたが増えて、実現できる環境になったことに一番変化を感じます。ときどきテレビに出ていたり、DJをしていたりすることもあるので、街で声かけてもらうことも増えましたね。会社員を辞めるときは反対していた両親も、いまは音楽でご飯を食べられるようになったので安心したようで、ケガだけはしないように、あとは好きにしていいよと、言ってくれました。
さまざまなつながりをテーマにした最新アルバム
――2024年9月18日にニューアルバム『Connection』を配信、10月23日にはCDとしてもリリースされます。いままでずっと走ってきたので、今回は少し落ち着こうと思って、2020年に発売した『Concentration』というアルバムの続きとなるローファイ・アルバムの第2弾を作りました。恋人や奥さんとの恋や愛、日本と韓国の関係といった文化、そして時代といったさまざまなつながりをテーマにしています。