木村昴、ドラマ初主演は「まさかのノー役作りで挑みました (笑) 」
元の小説を書いたであろう中学校時代のクラスメイトの女子に思いを馳せるうちに、かつて恋心を抱いた女の子一人ひとりのエピソードを鮮明に思い出していく。
「タイトルだけ見ると、すぐに人のことを好きになっちゃう気の多い男の話のようにも思えますが、脛男はけっしてチャラ男ではないんですよね。クラスメイトの女子をすごく観察していて、その子だけの面白い癖を発見したりして、そういうところに惚れ込んでいく。セリフにもあるんですけど、人と違うところってその人の個性だし、脛男には人のそういうところが輝いて見えるんですよ。人と違うというだけで排除するのではなく、美点と捉えて好きになる。そんな素敵な視点を自分にも分けてくれるような作品で、原作のエッセイにはそんな爪さんのピュアさが詰まっていると思います」
木村さん自身、脛男の考え方に共感する部分もあったとか。
「僕も、惚れっぽいんですよ(笑)。人を好きになることは罪ではないじゃないですか。
踏み出さない恋だったら、僕はごまんとしてます。そもそも、人のいやなところよりもいいところを見つけたいタイプなので、『この人はどんな人なんだろう?』って観察するところは脛男と共通しているかもしれないです。