くらし情報『江口のりこ「俳優業は仕事ではありますが、私にとっては日常であり、生活と一緒なんです」』

江口のりこ「俳優業は仕事ではありますが、私にとっては日常であり、生活と一緒なんです」

「それは、義母役の風吹ジュンさんが現場でつくってくれたところが大きいです。脚本では、義母は桃子のことをもう少し突き放していたので。風吹さんも、この映画をどう決着をつけたらいいのかと悩んでいたわけです。私は私で悩んでいたので、そうやって桃子に対するちょっとした優しさや共感を生み出してくれた先輩の姿に勇気づけられましたし、映画自体も豊かになったと思います」

愛を乱暴にしないためにできるのは、「まず、自分を好きになること」と江口さんは考える。

「私は、深く考えないタイプなので、基本的に自分のことは好きですが、好きじゃない部分ももちろんある。それに、日々の腑に落ちなさ、悔しい思いみたいなものって、解決できないものじゃないですか。それに対して、何かしてやろうとジタバタしても、余計に苦しくなる気もするので、モヤモヤするなーと思いながら過ごしますね。そうすると、いつの間にか忘れてます」

19歳で上京してから、俳優を続ける理由をたずねると、「好きだから」という返答があった。
お芝居というもの、役を演じるということの正解のなさ、わからなさが、これまで彼女を突き動かしてきたのだという。

「俳優業は仕事ではありますが、私にとっては日常であり、生活と一緒なんです。

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