竹中夏海「アイドルの心や体のケアをなおざりにして未来のエンタメは生み出せない」
“推し”の健康を考えようと世間に呼びかけた。
「婦人科の医師や臨床心理士、スポーツトレーナーなど専門家に話を聞きに行き、問題の背景に何があるのか、本作りを通して私も多くの学びがありました。せっかく問題提起したんだったら行動しようと思い、心と体と向き合うアイドル専用ジムを作ることにしたんです」
受講者が不調を感じた時、専門医を紹介したり、アイドルのセカンドキャリアをサポートするなど、心と体のケアに向き合ってきた。そして、今年はアイドルによるコントバトルの企画・プロデュースにも初挑戦。
「これまで芸人さんの振付やポージング指導も行ってきたので、私自身お笑いがすごく身近で。アイドルもかわいさだけで評価されるのではなくて、ユーモアも魅力の一つとして発揮できる場を作れたらと思って」
この企画を手掛けることで、仲間を募りたいという竹中さん。その思いの裏には、壮大なプロジェクトの構想があった。
「将来は、歌って踊れて、コントもできる歌劇団を作りたいんです。
先に話したウェルネスジムもコントバトルのプロデュースも一見バラバラに見えるかもしれませんが、私の中ではすべて“女性が輝ける場所を作る”という思いで繋がっています。