デビュー30周年! つば九郎&ドアラが、お互いの“尊敬しているところ”を明かす
実際、1994年のデビュー当時はつば九郎もドアラもチーム内でやや影の薄い存在だったとか。それがやがて、毒舌が冴えわたる筆談(つば九郎)、毎試合バク転に挑戦する勇姿(ドアラ)などで徐々に注目度が上がり、いつしかすっかりチームの顔に。2008年発売のドアラ初の書籍『ドアラのひみつ』はベストセラーとなり、2019年には、つば九郎がWebドラマ『つばめ 刑事(デカ)』で主演を務めるなど、マスコット界をリードし続けてきた。
今では、オフシーズンに開催されるディナーショーのチケットは発売即完売の人気ぶりで、契約更改(球団と交渉して翌季の年俸を決めること)も年末の風物詩のごとく話題になる。ちなみに、今季の年俸はドアラが食パン500g。つば九郎は6万円+ヤクルト1000とジョア飲み放題。活躍に見合っているのかどうかは永遠の謎。
そんなふたりを好きで、信頼しているのは選手も同じ。
ヒーローインタビュー時に盛り上げつつサポートすること、普段から声をかけたり、なんでもない話をして緊張をほぐすこともチームでのマスコットの役割だ。現役選手よりもずっとベテランのふたりだからこそ気づいてあげられる、選手たちの人知れぬ苦悩や不安。