画家ボナールと妻が過ごした波乱の半生…フランス映画界の名優と名匠が挑んだ破天荒な愛
インタビューを終えてみて…。
撮影からインタビューまで、終始和気あいあいと会話を楽しんでいたヴァンサンさんとプロヴォ監督。おふたりの穏やかなオーラに包まれながら、優しい時間を過ごすことができた取材となりました。リスペクトし合うおふたりだからこそ生み出すことができた力作をぜひお見逃しなく。
Vol. 654まで続いた「映画、ときどき私」の連載は今回で最後となります。国内外の監督や俳優のみなさんに数多くインタビューさせていただき、思い出深い取材ばかりです。長きにわたりお付き合いいただき、ありがとうございました!
絵画のような美しい景色と激しい愛情に引き込まれる
常識を超えた型破りな関係でありながら、誰よりもお互いを求め合い、理解し合っていたボナールとマルト。その姿に愛の奥深さや幸せとは何かについて、誰もが考えさせられるはずです。
写真・園山友基(ヴァンサン・マケーニュ、マルタン・プロヴォ)取材、文・志村昌美
ストーリー
1893年、画家とモデルとしてパリで出会ったピエールとマルト。ブルジョア出身のピエールは謎めいたマルトに強く惹かれていく。田舎に家を見つけると、ふたりは社交的な世界から離れて一緒に暮らし始める。