竹内まりや「ファンのみなさんは、同志のような存在」 デビュー45周年を迎えて思うこと
普段の生活は、ごく一般の家庭と変わらない、といいます。
「たまたま家にミュージシャンが2人いるっていうだけ。それ以外は本当に、同年代の女性の生活と変わらないですよ。もう子育ては終わりましたけれど、ママ友として出会った親友たちと1年に数回ランチをしたり、夫がツアーでいないときは一人で映画を観に行ったりして。あと、佳ちゃん(桑田佳祐)と(原)由子ちゃん夫妻に誘ってもらって、ボウリングに行ったりもします(笑)。でも確かに、私の音楽を具現化してくれる山下達郎という人が家にいるおかげで、ごはんを食べながら相談ができたりなど、日々の生活の延長線上に音楽がある、その環境はとてもありがたい。そういう日常を送れてきたからこそ、ここまで音楽を続けてこられたんだと思います」
インターネットの発達もあり、音楽の世界はもはや完全にボーダーレスに。その象徴的な出来事が、2010年頃に起きたシティポップブームであり、海外での「プラスティック・ラヴ」の再評価。
それ以来、シティポップブームでまりやさんを知ったZ世代のアーティストからも、「まりやさんの曲をカバーさせてほしい」という連絡がよく来るのだそう。
「この間も声優さんから、ボカロで『元気を出して』を歌いたいとの連絡があり、すごく面白い現象だなって思います。