趣里「どんな役でも、自分がその役の一番の理解者でありたい」 新ドラマで弁護士に!
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』でお茶の間を魅了した趣里さんが次に挑むのは、異色のリーガルエンターテインメント『モンスター』。法律はゲームの道具にすぎず、勝利のためなら手段を選ばない型破りな弁護士・神波(かんなみ)亮子を演じる。
「世の中の価値観や概念を問答無用に覆してしまう亮子は、裁判もゲーム感覚で、勝つことは当たり前なんですよね。人の心は理解できるものの、どこか俯瞰して物事の本質を見抜くことができるから、冷静に事件を解決できるんだと思います。感情を排除して相手と向き合うところが“モンスター”だと思いますが、感情に振り回されないのはうらやましいところ。私はいろいろ考えすぎて、自分の感情に疲れてしまうタイプ(笑)。だからこそ“今はこういう状態だな”と自分を客観的に見て、1回深呼吸するようにしています。怒りや悲しみなど、負の感情を表に発散しても誰も得しないですから。
『まぁいいか…』と、少し肩の力を抜くことって大事ですよね」
亮子は自分自身が“モンスター”だからこそ、人が訳もなく悪意に満ちてしまう“モンスター”になる瞬間も見逃さない。観察眼鋭いキャラクターだが、趣里さんも「人を観察するのは結構好きです」