井桁弘恵、『私の町の千葉くんは。』は「アラサー特有の“揺らぎ”が描写されているので共感しちゃいます」
「元気でいなくては」と、自分のことで必死だったんです。でも経験を重ねるにつれ、少しずつどう立ち振る舞うべきかわかってきて、冷静に周りを見られるようになってきました。今回はむしろ意気込みすぎず、心に余裕を持って取り組みたいな、と思っています。
――マチは井桁さんと同じ27歳。ご自身と重なる部分も多いのではないでしょうか。
井桁:そうですね。27歳って、30歳という節目が見えてきて、思い悩むことが多い年頃だと思うんです。恋愛でいうと、20代前半までは頭よりも心で突っ走ることができたけれど、27歳ともなると現実的に物事を考えるようになって、気持ちにブレーキがかかりやすくなる。
仕事面でも、一年一年を無駄にしちゃいけないという焦りが出てきたりしますよね。このドラマではそういうアラサー特有の“揺らぎ”が描写されているので、共感しちゃいます。
――井桁さんは笑顔の印象が強く、悩んだり焦ったりする姿があまり想像できないですね。井桁:いやいや、人一倍ありますよ!ネガティブだし人見知りだし、しょっちゅう考え込んでしまいます。ポロッと出た自分の発言に対して「なんであんなことを…」とぐずぐず後悔するタイプ。