星風まどか「宝塚に入るまでは、引っ込み思案で誰かの後ろに隠れているようなタイプでした」
新聞を売って生活している新聞販売少年たちが結束し、社会の理不尽と闘ってゆく姿を描いたミュージカル『ニュージーズ』。2021年に初演され、反響を得た作品が新たなキャストを迎え再演される。今回ヒロインのキャサリンを演じるのは、今年宝塚歌劇団を退団した元花組トップ娘役・星風まどかさん。
強くてかわいらしいキャサリンとして説得力のある生き方を。
「幼い頃からディズニー大好きっ子で、ミュージカルも大好きでした。アラン・メンケンさんの楽曲が素晴らしいですし、新聞販売少年たちが協力し合い生きる姿には心打たれるものがあり、今回出演させていただけることがとても光栄です」
ディズニーミュージカルのヒロインとはいえ、キャサリンは、まだ女性が男性と同等に働くことが当たり前ではなかった時代に、父親の反対を押し切り新聞記者となった女性。
「自分の意見を言える強さやかっこよさもありつつ、かわいらしい部分もあって、憧れるところばかりです。お芝居は周りの方々とのキャッチボールですから、共演のみなさんとの稽古の中で少しずつ役を見つけていければと思っています」
確かなスキルと華。
在団中から安定感のある舞台で評価されてきた。