もっとも愛されるのはブス?美女にブスが勝つときの法則【5月26日から30日】
およそ15日ごとに「立夏(りっか)」「小満(しょうまん)」と、季節の名前がつけられた「二十四節気」。それをさらに5日ごとに区切ったのが「七十二候」です。
蛙始めて鳴く(かえるはじめてなく)」「蚯蚓出ずる(みみずいずる)」……七十二候の呼び名は、まるでひと言で書かれた日記のよう。そこに込められた思いに耳を澄ませてみると、聴こえてくるさまざまな声がありますよ。
末摘花ってどんな女性?
「源氏物語」に登場する中で、最も美しくない女性として描かれる「末摘花(すえつむはな)」。紅花はいにしえの時代、「末摘花」と呼ばれていました。
光源氏が愛する、美しく魅力的な女性たちが花のように咲き競う「源氏物語」において、不美人ナンバー1。高級ではあるけれど、白茶けた時代遅れのファッションに身を包み、気の利いた和歌ひとつ詠めない姫君は、美男美女揃いの物語の中である意味、圧倒的な存在感を放っています。しかし、悲恋のお話が多い源氏物語の中で、末摘花は源氏の妻のひとりとして晩年を幸せに過ごしました。
「恋多き光の君」源氏のハートをつかんだ姫君の魅力は、いったい何だったのでしょう?愛されるにはもちろん、理由があるのです!
イケメン光源氏とブス末摘花の出会い
夕顔をうしなって傷心の光源氏に、今は亡き常陸宮(ひたちのみや)