流行についていくこと、心から楽しんでいる?流行依存の心理<前編>
“ちょい病み依存”の正体を解き明かすこの連載。今回も引き続き「流行依存」についてです。
ファッションは心の状態を如実に表してしまうもの。ということは、もちろん“ショッピング”だって心の状態を表します。
さて、今回は「あなたの洋服選びは心理的に大丈夫?」ということに迫っていきたいと思います。
流行に乗りすぎるのは危険信号?
ファッション雑誌が売れなくなって久しいですが、みなさんは、洋服を買うときに何を基準にしていますか?10代から20代前半の女性は今、雑誌でファッションアイテムや流行をチェックするのではなく、ブログやSNSの写真が情報源の中心になっているようです。
さて、この間こんな方がいました。
「洋服を買いにいくとき、デパートにいくじゃないですか。自分の年代にあうフロアにいくと、どの店にいっても“これがトレンドですよ”っていうのが分かりやすく置いてあるので、そこで買えば問題ないじゃないですか。だから、最近雑誌とかってわざわざみないんですよね」
つまり、彼女は「ここで買えば流行に乗り遅れることがないから大丈夫」「周囲から浮かない」という認めてもらえる安心感をベースに買い物をしているということです。