契約社員・月収20万。確定拠出年金を検討中だが・・・【プロの家計簿診断】
掛け金が全額所得控除になったり、運用利益が非課税になったりなど、節税につながります。月額20,000円程度から検討してみては?
Sさんの年収が300万円だとして、運用利率3%で60歳までの23年間、毎月20,000円を確定拠出年金に拠出した場合、約1,300,000円の節税になります。ただし、以下のようなデメリットもあるので気をつけて。
・デメリット1
確定拠出年金は預金や投資信託、保険などの運用商品を自分で決めて自己責任で運用。利回りが固定されているなどの保障はなく、将来受け取れる金額が確定しているわけではないので、運用結果によっては損をすることもあります。
・デメリット2
原則60歳まで引き出すことができません。手続きは、銀行などの金融機関でできるので、是非窓口で相談してみてください。
監修【花輪陽子】
ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士)。
青山学院大学国際政治経済学部を卒業後、外資系の投資銀行に勤めるもリーマンショックの影響で失業。猛勉強の末にファイナンシャル・プランナーとして独立し、現在はシンガポールを拠点に活動している。