苦労も笑いに転換していく生き方【東大卒ファッションデザイナー・雪浦聖子さん・インタビュー第2回】
好奇心いっぱいで、いろいろ見たいんです。で、そうすると、作っている友達がどんどん増えていくので、そのまた友達の展示を見に行ったりします。それだけでも、好きなものやジャンルが自動に自分の交友範囲とかぶさってくるっていうか、だいたい自分が友達の展示会に見に行くと、好きなものに会える感じです。
-東大時代や会社員時代の経験が、今に活かされていると思うことは、ありますか?
よくみんなにプロダクトぽいとか、先入観もあると思いますが、なんか数学っぽいとか言われたりもするので、そういうところはやっぱり繋がっているのだと思います。
-前の仕事や経歴が、遠回りだったなとは思わないですか?
遠回りではない気がします。もし、18歳で専門学校に入って、そこから服を作っていたら、どうなっていたかは分からないけれど、もしかしたら、心が折れていたかもしれないし。会社員をやって、自分が大人になったこととか、強くなったこともあるので。仕事って甘いだけじゃないみたいな、なんかもうちょっとシビアな目で、あんまり夢いっぱいで仕事ってよりかは、大変なこともあるけど楽しいこともあるんだろうなって言う想像もできたので、まあいいかなって、今では思います。