アジアのアートと歴史に迫る!「サンシャワー:東南アジアの現代美術展」開催
2015年に共同体となったASEANは、過去10年間に高い経済成長をみせており、今後、世界の「開かれた成長センター」となる潜在力が世界各国から注目されています。
※出典:外務省ホームページ(http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/asean/)
セクション構成と主な作品を、美術館ごとにご紹介!
●国立新美術館 企画展示室2E
国立新美術館の展示は5つのセクションにわかれています。地図からみるアジアの成り立ち、厳しい戦争下での芸術作品、そして日常の生活に至るまでを数々の作品でたどりましょう。
●■うつろう世界
イー・イラン《うつろう世界》(「偉人」シリーズより)2010年
Courtesy: Silverlens Galleries, Makati, The Philippines
世界のいかなる地域や時代においても、地図には政治的、経済的に多様な価値観や視点が織り込まれています。アーティストが描き出す地図は、単に地理的な特徴を記すのではなく、東南アジアの複雑な歴史と空間を表しています。このセクションでは、異なる視点から土地とその意味を見つめる複層的な地図、人々の移動を記録することで記憶を呼び起こす地図、理想的な社会を求めた想像上の地図などをとおして、東南アジアという空間を考えます。