北斎の晩年に迫る!今秋、あべのハルカス美術館で「北斎-富士を超えて-」が開催
2020年に東京オリンピック、パラリンピックを控えた今、世界が日本の北斎に再び注目しています。
●晩年の30年にフォーカス!北斎の人となりに迫る
「70歳までに描いたものは取るに足らない」など、北斎が晩年に掛けた信念を伝える言葉は少なくありません。70歳を過ぎて「富嶽三十六景」を完成させた後、さらに精力的に作品を生み出しました。
今回は、そんな北斎晩年の30年間に焦点を当て、神の領域に至るべく描き続けた、画狂老人・北斎の人となりに迫ります。
●肉筆画約60点を中心に約200点が展示!
北斎の妥協のない筆遣いがそのまま伝わるのは、やはり肉筆画です。版画とは異なり肉筆画は1点もの。北斎の技量や色彩感覚をそのまま感得できます。森羅万象を描き続けた北斎の1点1点をじっくりと鑑賞してください。
見どころをご紹介!
●代表作「富嶽三十六景」の展示
《富嶽三十六景 凱風快晴》 天保元~4年(1830~33)頃 大英博物館
© The Trustees of the British Museum.
新たに日本のパスポートの顔となる北斎の代表作「富嶽三十六景」。北斎にとって富士山とは大自然の象徴でもあり、超絶なるのものの象徴でした。