くらし情報『ベルギー美術の"奇想"の歴史を辿る!「ベルギー 奇想の系譜」展が渋谷で開催』

ベルギー美術の"奇想"の歴史を辿る!「ベルギー 奇想の系譜」展が渋谷で開催

そして、17世紀バロック美術の巨匠・ルーベンスは、リアリティと深い感情表現を追及。恐れや怒りなど激しい感情表現の表出としての「奇想」の表現を生み出しました。

●日本初公開!異界めぐりの逸話を描いたボス工房の作品が登場

ベルギー美術の"奇想"の歴史を辿る!「ベルギー 奇想の系譜」展が渋谷で開催

ヒエロニムス・ボス工房 《トゥヌグダルスの幻視》 1490-1500年頃 油彩・板 ラサロ・ガルディアーノ財団
© Fundación Lázaro Galdiano

異界めぐりの逸話を描いたボス工房の作品《トゥヌグダルスの幻視》が初来日。《トゥヌグダルスの幻視》とは、アイルランドの修道士が語ったとされる逸話です。主人公の騎士トゥヌグダルスは、3日間の仮死状態に陥っている間に天使によって天国と地獄に導かれ、そこで恐ろしい懲罰を目にし、目覚めた後に悔悛します。本作は、左下に主人公と天使、さらには大罪とそれに関連づけられた懲罰が各所に散りばめられています。

●ヤン・マンデイン《パノラマ風景の中の聖アントニウスの誘惑》

聖アントニウスとは砂漠での修行で知られるキリスト教の聖人です。当時、「聖アントニウスの火」と呼ばれた奇病の治癒の奇跡をもたらす聖人と考えられていました。
画面中央の黒いマントを着て、跪く人物が聖アントニウス。

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