くらし情報『「ボストン美術館の至宝展」が東京都美術館で開催中!見どころを取材レポート』

「ボストン美術館の至宝展」が東京都美術館で開催中!見どころを取材レポート

ちなみに、作品名にもあるように、この作品が描かれている季節は“秋”ですが、「冬景芦雁図」という“冬”バージョンの作品も。雪景色が広がり、その中にうずくまる雁が描かれた作品「冬景芦雁図」は、この機会にぜひ合わせてみてほしい作品です。

●英一蝶、「涅槃図」1713年

「ボストン美術館の至宝展」が東京都美術館で開催中!見どころを取材レポート

英一蝶、「涅槃図」


とにかく大きい!至宝がずらりと並ぶ館内でもひと際目立つ「涅槃図」。それもそのはず、画面だけでも高さ約2.9m、幅約1.7m、表具を含めれば高さ約4.8m、幅約2.3mにも及びます。涅槃(ねはん)に入る釈迦と悲しみにくれる人々、動物、羅漢たちがぎっしりと描かれています。鮮やかな色彩も美しいです。


「ボストン美術館の至宝展」が東京都美術館で開催中!見どころを取材レポート


作品の大きさと劣化がが目立ち、収蔵されているボストン美術館でも25年以上公開ができていなかったこの作品。なんと、今回の展覧会開催を機に画面の亀裂や汚れ、糊離れなどの改善を主におよそ170年ぶりに本格的な解体修理が実施されました。現地のコレクターにより渡米した「涅槃図」は、今回約130年ぶりに初めて日本に里帰りを果たします。

作品解説もしっかりとされているので、ぜひ立ち止まってチェックしてみてください!

●鳥居派、「絵看板鈴木栄小町」

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