「お金に汚いでしょ?」財産を狙う夫と手続きしないよう刷り込み教育を実施 <母の認知症介護日記>
そして、ついでにたんたんの悪事を刷り込んでおきましたが、まるで初めて聞いたかの反応を示していました。全部あーちゃんから聞いた話なんですけどね。
ほんの少し前までは、何かあるとすぐにメモをしていたあーちゃん。しかし、もう「メモを取った」ということを忘れてしまうようになり、その意味がなくなってしまいました。そのため、家の掃除をしたときに、大事なことを書いたメモの置き場所を決めたのですが……。
しばらくすると、そのメモに書かれていることの意味を聞くために決まった場所から持ち出し、やがて「いつもの場所」自体を忘れてしまったのです。しかし、どこかでメモを目にすることもあるようで「通帳と印鑑って何のこと?」と、そのたびに意味を確認してくるように。「通帳と印鑑は娘たちが預かっている」というたったひと言のメモについて、一体何度説明したことか……。
--------------
本人に悪気がまったくないので、責めるわけにもいかないですが、何度も同じことを説明するのはストレスになりますよね。言い方によってはプライドを傷つけるかもれないと思うと、言葉選びも慎重にしなくてはいけません。