「超低レベルじゃん」スペックでしか男を見ない女の末路。先輩の結婚式で散々悪態をつき…
親族席を見ると、A子先輩のお姉さんもプルプルと震えています。新郎と新郎のご家族、他の出席者もドン引き。部長はおろおろして娘を制止することすらできない様子です。隣に座っていた私はいたたまれず、後輩を連れて会場を出ようとしました。
社長がマイクを受け取り…
(もう我慢の限界! ここから連れ出してやる!)
そう思った瞬間、私たちの前にある人がスッと立ちはだかりました。それはなんとわが社の社長。彼は司会者からマイクを受け取り、こう切り出しました。
「みなさん、突然すみません。
私は新婦の勤め先である会社の代表を務めております。先日決めたばかりなのですが、この場を借りてご報告があります。来月私は、こちらにいる新婦のお姉さんと結婚させていただく運びとなりました」
「「「ええええええええええーーーー?」」」
招待客たちはいっせいにザワザワ。もちろん、誰よりも驚いていたのは社長を狙っていたこの後輩。文字通り目を白黒させています。
「ウ、ウソでしょ? あんな低スペック家族に社長が入る意味なんてないのに!」