「起業なんて自分とは誰か」を確かめるツールに過ぎない。
な活動のように思えるが、彼女はそれが目的ではないと言う。
「言葉を選ぶのが本当難しいですけど『社会性』とか『エシカル』とか、そういうのに括られたくないっていうのがあって。一般的な消費者が『エシカル』って捉えると妥協が生まれる。『良いことしてる』って感じれる物だから良いっていう考え方に違和感があって。学生の頃に国際開発の勉強とか、NGOのボランティア活動をしてみてその矛盾性に気がつきました。その考え方だと、人を下に見ている。対等性がないと思うんです」
彼女は、社会性やエシカルという要素がハイライトされることによって、起業の本質であるビジネスモデルやイノベーションにおける価値がバックグランドに押しやられてしまうことに違和感を感じている。
Makiさんは、『Maki & Mpho』が追求する究極的なグローバル性や質、ストーリーへのこだわり、アフリカが最先端であることの証明の「結果」としての、「社会貢献」を目指しているということだったのだ。
そんな彼女のロールモデルはリチャード・ブランソン氏。
リチャード・ブランソンとは名門レーベル「ヴァージン・レコード」