病気に蝕まれ苦痛と闘いながら迎える最期よりも、自ら死に方を選択し、安らかにこの世とお別れをしたい。
死を迎えようとする人たちの表情は、不思議なことに前向きなのだそうだ。
29歳の女性が投稿した「自殺予告動画」が話題に
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2014年11月、アメリカにて一人の女性が安楽死を選び亡くなった。
彼女の名前はブリタニー・メイナード、29歳。悪性の脳腫瘍があり、同年の4月には余命半年を宣告されていた。
結婚したばかりの彼女は、子どもを作る計画もしていたそうだ。
故郷でホスピスケアを受けながら死を迎えることも考えたが、投薬に伴う苦痛や、言語・認知能力に障害が生じる可能性があると知り、尊厳死法が認められているオレゴン州へ移り住んだ。
オレゴン州では、成人の末期患者が医師に処方された薬を自分で飲み「自殺」することを認めているのだ。
「私は自殺願望があるわけではありません。でも、私はもうすぐ死にます。だったら、死に方は自分で選びたいのです」
ブリタニーはマスメディアの取材に対してそうコメントした。