ブリタニーは死を迎える前に、YouTubeに動画を投稿した。
それは「自殺予告動画」として話題になり、アップされてわずか5日間で500万回以上が再生された。
自ら死を迎える選択をした彼女の言葉が残されている。世界中の人々が彼女の「自殺」に注目していた。
彼女は予告通り、医師に処方された薬を使用し11日1日、自宅で安らかに息を引き取った。
29歳の女性の「前向きな自殺」は人々の間で大きな波紋を呼んだ。
果たして人は死ぬ権利を持っているのか否か、簡単には答えが出ない議論である。
「死ぬ権利」は誰のもの?
(Photo by flickr)
現在、日本では安楽死や尊厳死は合法化されていない。
自殺幇助を行うことは、殺人罪に問われる。
医療現場において回復の見込みがない末期の患者に対し、本人の意志に従い、延命措置を行わない「消極的安楽死」が行われることはある。
しかし、それらがニュースで大きく取り上げられ、人々に議論される機会は欧州に比べると少ないようだ。
日本では、末期の患者が「一生懸命に生きている姿」