くらし情報『ポートランドに存在する、アート溢れるホームレスの「聖域」』

ポートランドに存在する、アート溢れるホームレスの「聖域」

アメリカ、オレゴン州ポートランドに「ディグニティ・ビレッジ」と呼ばれるホームレスの暮らす地区がある。日本語にすると、ちょっと堅いけれど「尊厳の村」という意味。つまり、自分は生きていていいんだと思えるような、「人間らしい生き方」のできるところである。そんなホームレスにとっての「聖域」を運営するのは、市やボランティア団体ではなく、ホームレスである住民たち自身だ。

目次

・ホームレス同士がゆるくつながるコミュニティ
・「ショッピング・カート・パレード」で勝ち取った場所
・人間らしくやり直せる場所
・ホームレスになった人に、何ができるのか


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(Photo by Rika Higashi)

ホームレス同士がゆるくつながるコミュニティ

「ディグニティ・ビレッジ」の敷地内には、リサイクル材で造られた43軒のスモールハウスが建っている。建築家、アーティスト、学生などが、ボランティアで手を貸し、村内にアートが施され、明るい雰囲気だ。


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(Photo by Rika Higashi)

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(Photo by Katie Mays)

ここに、ホームレスとして辿りついた60人の男女が暮らしている。彼らは、留置所やシェルターでこの場所の存在を知り、望みをかけてやってきた人たちだ。無料で滞在できるのは、基本最長で2年。その間に、路上生活で傷ついた心身を癒し、仕事を見つけ、再出発することになる。

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